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中学校の技術で電気分野の勉強をする意義

中学の社会の時間に、戦後の高度経済成長期に家電製品の三種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)が各家庭に普及し始めたと学んだと思います。当時、電気で動く物は主にこれだけでした。
 
現在、私たちは三種の神器だけでなく、エアコン、電子レンジ、炊飯器、パソコンなど様々な電気製品に囲まれて生活しています。また、工場では大型の機械が電気で動いています。さらに、鉄道や上下水道などのインフラも電気がなければただの鉄やコンクリートのかたまりです。
 
しかし、電気はあまりにも身近で、目に見えないので、私たちは普段その存在を意識することはほとんどありません。まさに、電気は空気のような存在になっています。
 


以前は、機械の動く仕組みを人間が把握・理解できて当たり前でした。それが時代とともに機械が複雑になり仕組みがわかりづらくなっています。内部構造や動作原理がわからない状態をブラックボックス化といいますが、それでも便利に使えていれば問題ありません。しかし、最近はブラックボックス化が原因となる事故も多く発生しています。
 
例えば、電子レンジで火災が起こる大きな理由のひとつがアルミホイルを中に置くことです。もし加熱原理を知っていれば危険性が理解でき、かなり事故は減ると思われます。また、タコ足配線で火災が発生したり、感電したりするのも電気の性質を知っていれば防げます。
このように、基本的な原理を理解しておくことは、大切なことです。
 
『参考資料』
https://sancha.keizai.biz/photoflash/1411/

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