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"マテリアル"と"ケミカル"その2
ケミカルリサイクルとは、使用済みプラスチックを化学的に分解し、元の化学成分に戻して再利用するリサイクル技術のことです。
一般的にプラスチックは長いポリマー鎖から構成されていますが、ケミカルリサイクルではこれらの鎖を分解し、製造時に使われた元の化学物質に戻します。この方法によって、品質の劣化が少ない新しいプラスチック製品を作ることができるため、繰り返しリサイクルが可能となります。
1月20日にレゾナックグループが発表した、使用済みプラスチックの循環型事業モデル「CirculaC(サーキュラック)」では、
使用済みプラなどをケミカルリサイクルによって高温でガス化して分子レベルまで分解し、水素と炭酸ガスを取り出し、
得られた水素は、ホテルで燃料電池の発電に用いられる他、合成繊維や化学肥料、脱硝用薬剤などに使われている。
炭酸ガスは、レゾナックのグループ会社でドライアイスや炭酸飲料などの原料として利用されるようです。
プラスチックから、炭酸飲料の原料が作られる、分子レベルまで分解するケミカルリサイクルってすごい!!
『参考資料』