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卵の箱
日本人の年間1人当たり鶏卵消費量は333個で、1位のメキシコ(363個)に続く世界2位。日本は卵消費大国なのだ。
朝食の目玉焼きやスクランブルエッグにしたり、焼き料理に使ったりと、卵は素晴らしい万能食材だが、うまく包装しないと割れてしまう。
何世紀もの間、卵はカゴに入れて運ぶものであり、ときにはワラを何重にも重ねて緩衝材にしていた。それでも破損は避けられず、運んでいる途中で卵が割れたり潰れたりするのはよくあることだった。
カナダのブリティッシュ・コロンビア州で地元紙「インテリア・ニュース」を発行していたジョセフ・コイルが、オフィス 近くのホテルである会話を耳にした。ホテル経営者が、卵を届けにきた農夫と言い争っていたのである。卵は、悪路を馬と荷車で 運んできたため、多くが割れてしまっていた。 興味をそそられたコイルは、独自の解決策を考案し、1918年に特許を取得する。
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卵を1 つ1つ区分けして固定し保護するもので、当初新聞紙から作られ、のちに厚紙で作られるようになった。うたい文句は「値段以上の節約になる」だった。
『参考資料』
https://keimei.ne.jp