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ロボット連携で追い払い

クマやシカなどによる獣害は農作物だけでなく人の死亡例もあり、社会問題となっている。

わなや柵などの対策も進むが、動物への効果は限定的だ。飛行ロボット(ドローン)の活用が検討されているが、稼働時間の短さや自律システムの構築の難しさなどの課題がある。また音や光で動物を追い払う固定型ロボットも開発されているが、動物が刺激に慣れ思うような効果は得られていない。

和歌山大学の研究チームは、動物が来る場所に複数のロボットを配置し、動物を検出後、レーザー光を照射し追い払う獣害対策システムの開発を模索する。複数のロボットが協調して動くことで動物が慣れにくくなるシステムにする。

現在の画像処理技術ではイノシシとシカを見分けられても、動物が逃げようとする方向までは分からない。そのため動物の反応を映像に収め、その特性をシステムに組み込むことで動物に慣れさせない追い払いシステムの構築を目指す。

『参考資料』

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00731985

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