植物のCO2センサー発見
植物は、二酸化炭素と水を取り込み、太陽の光をエネルギーにして酸素とデンプンなどの養分を作る「光合成」を行いますが、大気中に0.04%しかない二酸化炭素を取り込む詳しいメカニズムは分かっていません。
名古屋大学の研究チームは、シロイヌナズナという実験植物で、気孔の開閉に関連するたんぱく質を調べたところ、CO2の濃度に応じてMPK4とHT1という2種類のたんぱく質の結合が変わることを突き止めた。(この2種類のタンパク質がCO2濃度のセンサーの役割をしている。)
今後、たんぱく質の結合を調整する薬剤を合成できれば、植物が吸収するCO2を増やすことで、炭素を固定し温暖化対策できる可能性がある。
『参考資料』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221208/amp/k10013916441000.html