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感動!!旧東ドイツが生んだ「トラバント」
聞いたことのないエンジン音だな、と思ったらトラバント!!ダンボール箱のような外観のレトロ車です。初めて見ました。
日本では、車のボディは主に鋼材で作られており、プラスチック材料はバンパやフロントガラスなど一部に限られています。しかし、東西ドイツ統一(1989年)前の東ドイツでは、プラスチックと布を積層にしてボディに使ったトラバントという車が約300万台製造されていました。排気量は600cc、定員4名、現在の日本の軽自動車と同じくらいの仕様です。
東西ドイツが統一されたときは、旧西ドイツの最新の大型乗用車と、小柄なトラバントがベルリンの街をならんで走る様子が、東西ドイツの統一の象徴的な風景の一つだったようです。
トラバントは1991年に製造中止になりましたが、今でもトラバントの生産工場のあった街では、毎年ファンが自慢のトラバントを持ち込んで盛り上がっています。