【技術史】ウィーン万国博への参加
ウィーン万国博への参加は、日本の伝統工芸品を出品することと、技術伝習に力点が置かれたのに対して、アメリカ独立100周年のフィラデルフィア万国博への参加の目的は、他国の出品物の研究調査に重点が置かれました。日本の産物と同種でありながら製法の異なる物、日本に産しない物、貿易上競争となる物品などについて精密な調査が行われました。
さらに、この万国博の参加の経験にもとづいて、内務省は国内で大博覧会を開くことを計画します。明治期の日本産業発展に大きな影響を与える「内国勧業博覧会」です。
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