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新生児と親を遠隔でつなぐ

早産や低出生体重などを理由に、新生児が長期的にNICU(新生児の集中治療室)に入院すると、親子の身体的コミュニケーションが不足しがちになり、親のメンタルヘルスや親子の愛着形成に影響が生じることがある。

NTTコミュニケーション科学基礎研究所は、入院中から親子関係の構築を促進する取り組みの一環として、遠くに離れていても相手の感触(振動等)が伝えられる「身体性コミュニケーション技術」をNICUで利用できる形に応用し、我が子を見ながら、我が子の身体に触れているかのような体験ができる身体性オンライン面会システムを開発し、そのシステムの利用が家族のメンタルヘルスや親子の愛着形成に与える効果を検証していく。

ウェブカメラで撮影した新生児の様子を中央のディスプレイに映し、新生児の心拍のリズムに合わせて、心臓の鼓動を模した振動を呈示します。このデバイスを手や胸に抱くと、遠隔でも、我が子に触れて心臓の鼓動を感じている時を思い起こさせるような体験ができる。



『参考資料』

https://group.ntt/jp/topics/2024/11/12/nicu.html

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