光電融合技術
国際エネルギー機関(IEA)によると、人工知能(AI)やビッグデータ活用の影響で、データセンターなどでの消費電力量は、2030年に3割増(2020年比)になると予測されており、現在の発電量を大きく上回るとされています。
日本でも原子力発電所の再稼働が着々と進んでいる状況ですが、消費電力を下げる取り組みも必要になります。
現在研究されている『光電融合技術』は、電気信号を扱う回路と光信号を扱う回路を融合する、次世代の情報通信基盤構想です。
従来、情報処理は電気信号で行われてきましたが、電気は熱を発生させるため、余計なエネルギー消費や熱による計算速度の低下が起こります。そこで、電気に比べてエネルギー消費や処理の遅延が小さい光を組み合わせることで、高速化や低消費電力化の実現が期待されています。
『参考資料』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0120P0R00C24A9000000/
https://www.dlri.co.jp/report/ld/374525.html
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