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救荒作物(サツマイモ)

私はアパートのちょっとした庭を家庭菜園にしています。土は団粒というよりは単粒でサラサラしており、痩せた土地ですがサツマイモは毎年育ってくれます。サツマイモの成長力はすごいです。

サツマイモはメキシコ高地が原産の作物です。根が肥大した部分が食用になり、主要な農作物の中で単位面積当たりのカロリー供給量は最も多く、人口扶養能力が高い、すぐれた作物です。

大航海時代にサツマイモは、航海用の食料として買い入れられ、ルソン島にもたらされたことがきっかけで、アジアに広まりました。

明末の著名な農学者として知られる徐光啓(じょこうけい)は、 1608年の凶作のさいにサツマイモの噂を聞きつけ、種イモを上海に運んで栽培を試み、栽培法をまとめあげて、「救荒作物の第一」として普及に努めました。彼の代表的著作『農政全書』にも、サツマイモの栽培法はもちろん取り上げられている。その後、琉球王国を経て日本列島に伝えられました。

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