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パスワードを盗む
キーボードを使ってパスワードを入力する場合、押したキーには指の熱が伝わる。その結果、わずかではあるが温度が上昇する。そこでサーモカメラ(サーモグラフィーカメラ)でそのキーボードを撮影して温度分布を測定すれば、押されたキーすなわち入力されたパスワードが分かるのではないだろうか――。
そのような観点から、英グラスゴー大学の研究者グループは研究を進めた結果、実験条件によっては6文字のパスワードを100%、16文字のパスワードでも67%の確率で読み取れたという。
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サーモグラフィーで入力している所を撮影されてしまう可能性は低いものの、タイピングが遅いと読み取られる可能性が高くなる。また、キーボードの素材がABSよりPBTの方が
読み取りにくいようだ。
『参考資料』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC202K20Q2A021C2000000/