木材から作った電気を通す紙
大阪大学の研究チームは、木材から作ったセルロースナノファイバー紙を用いて、肌に貼り付けて使える紙製生体センサーを開発しました。
ナノペーパーの内部に非常に小さな孔をあけ、多孔質の構造にし、ナノペーパー基材の厚さは約25μmで、そこに厚さ約15nmの電極を取り付けました。
これを肌に貼り付けてみたところ、肌の凹凸にピッタリと密着し、脳波・心電図・筋電を無線で計測できたといいます。
このナノペーパーは薄くて柔軟で皮膚の凹凸に密着します。同時に通気性も高く減菌処理をすることで繰り返し使えるなど、医療用電子皮膚に最適な性質を持っています。
『参考資料』
https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/sec/sec_01/