『技術史』映画
1891年、トーマス・エジソンは、見る人に画像が動いているような錯覚をもたらすキネトスコープという装置を開発しました。小窓を覗き、セルロイドのフィルムに映し出されて次々とコマ送りされる画像を、レンズ越しに見る仕組みでした。
1895年、リュミエール兄弟は、シネマトグラフの特許を1895年に取得します。
シネマトグラフは、カメラとプリンターの機能を備えた軽量映写機でした。リュミエール兄弟は、日常を記録した1本数分の短編映画を1000本以上制作しています。1895年12月、パリで世界初の商業映画の上映会を開催し、初作品『工場の出口(ルミエール工場から立ち去る労働者)』が披露されました。
リュミエールは、ありふれた日常を映像で見ることに観客がおそらく飽きてしまうため、映画を「未来のない発明」だと見ていたようです。
『参考資料』
https://moviechronicle.blog.ss-blog.jp/2009-08-31