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外せない「とかち晴れ」の夏絶景

 札幌では23日、29年ぶりの最高気温更新となる36・3度を記録するなど、北海道も猛烈な暑さが続きます。十勝も猛暑ですが、湿度が低く、夜は気温が下がるため、札幌より過ごしやすい気候と言えるかもしれません。今回は十勝が初めての人に訪れてほしい夏の絶景を紹介します。
 今回のプチ移住でポテンシャルの高さを改めて感じたのが、上士幌町です。十勝北部に位置し、上川との境界に当たる三国峠を抱える上士幌は、海を除けばすべての大自然を堪能できるスポット。中でも北海道の大きさを体感できるのが、日本一広い牧場「ナイタイ高原牧場」です。

 広さ1700ヘクタールと、東京ドーム358個分。札幌駅北口に広がる北大キャンパス10個分といった方が分かりやすいでしょうか。
 2019年に完成したナイタイテラスの隣でパノラマ写真を撮りましたが、広すぎて収まりませんでした笑


 テラスでは、搾りたての牛乳を使ったソフトクリームも楽しめます。フォルムも美しく、味は絶品。


 ナイタイ高原に向かう前に足を運びたいのが「道の駅かみしほろ」。こちらはキャンピングカーなどの車中泊スポットとしても人気です。寝起きの後にうれしいのが、道の駅館内のレストラン「ラ ターブル ドゥ カミシホロ」で食べられるモーニング。地場産小麦の焼きたてパンとコーヒー、上士幌の牛乳が食べ飲み放題。ソーセージにキッシュ、サラダまで付いて千円と良心的な価格。車中泊をしない人でも、この朝食を食べるために早起きして上士幌に出かけるのをおすすめします。


 十勝と言えば防風林。幕別町の十勝牧場ではカラマツの防風林に加え、長さ1・3キロメートルの美しい白樺並木を見ることができます。

 ここは映画などのロケ地としても知られ、9年前に放送されたNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」のオープニングでは、主人公夫妻が並木道を走り抜けるシーンの撮影が行われました。舞台はスコットランドとの設定で、当初は十勝でロケが行われていたことは伏せられていたそうです。
 音更を訪れるなら、朝ドラ100作目となった「なつぞら」(2019年放送)ゆかりの「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」にも足を運んでみましょう。

広瀬すずさん演じるなつが育った柴田牧場の牛舎やサイロ、母屋などが忠実に再現されており、十勝の各地でロケが行われたドラマを振り返るのに最適な場所です。
 ドリカムファンにぜひ見てもらいたいのが、豊頃町の十勝川河川敷に生える2本のハルニレ。そう、名曲「Eyes to me」で「ハルニレーをバックで空に手を広げて♪」と歌われた、あのハルニレです。

 推定樹齢は約150年。四季折々の表情は、駐車場に隣接する休憩所「ハルニレハウス」内の写真ギャラリーで見ることができます。


 冬も美しいけど、寒さは厳しそう。やっぱり「とかち晴れ」の夏が最高です。

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