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卒社旅行。小笠原への旅1

 北海道での記者生活25年。大学を出て初めて就いた仕事にひと区切りを付け、新たな人生を歩むことに決めた。
 この3年間、世界中の人々の暮らしを変えた新型コロナも、今年5月からはインフルエンザと同じ扱いとなる見込みで、国内外の往来もようやく活発になる。冬の北海道を抜け出し、温暖な地で過ごす「越冬移住」というライフスタイル。国内の候補地として、最も行きたかった小笠原諸島に〝卒社旅行〟として足を運んでみようと思う。
 さあ行くぞ、ニューワールド。新時代だ!

◾️ウィズコロナポイント
おがさわら丸に乗船するには、3回以上のワクチン接種と、唾液によるPCR検査が必要。遠隔地だと郵送になるが、費用が1人当たり5千円ほどかかるそうで、それなら東京観光を兼ねようと前乗りして竹芝のターミナルでキット提出を済ませた。乗船時にも体温検査があるなど、まだ平時には戻っていない。

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