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サッカー・野球キャンプの聖地・沖縄

 サッカーと野球好きの方なら1・2月の沖縄は魅力が満載です。毎年、多くの球団が春季キャンプを行っているからです。私が、この時期の滞在を決めたのも、大好きな野球を中心に選手たちの調整をじっくり観戦するのが大きな目的でした。沖縄入りして1週間、各地のレポートを交えてキャンプの楽しみ方をお伝えします。

 サッカー、野球ともにキャンプを楽しむためのお供となるのがガイドブック。いずれも沖縄でのキャンプを誘致している県庁などが中心となって作成しており、公式ホームページからダウンロードすることができます。
 
 ■沖縄サッカーキャンプ ガイドブック
https://soccer-camp.okinawa/


 ■プロ野球沖縄キャンプ攻略ガイドブック2025https://www.okinawatraveler.net/okinawabaseball2025

 

 ガイドブックによると、今年は1月にJリーグ17球団、2月はNPB9球団が春季キャンプを予定しているとのこと。このほか、サッカーは女子チーム、野球は韓国の球団もキャンプを行っており、全てを観て回るのは難しそうですね。

 サッカーはあまり詳しくないため、まずは地元チームから。
 昨季J1で19位に終わり、J2降格が決まった北海道コンサドーレ札幌のキャンプ地・金武町(きんちょう)に向かいました。
 本島中部の東岸に位置する金武町。練習会場の陸上競技場には「ようこそ コンサドーレ札幌」と書かれた横断幕が掲げられ、歓迎ムードが伝わってきます。

 足を運んだ17日は紅白戦が行われており、私はかつて取材させてもらったことのある宮澤裕樹、荒野拓馬両選手らベテランに注目して見ていました。

 単なる練習日なので観客も少なめです。北海道からはるばる訪れているサポーターは数人しかいませんでした。ですから、練習後に引き上げる際は選手たちは気軽にサインや写真撮影に応じてくれます。

 J1再昇格を期す岩政大樹監督にも気軽に話しかけられるようなアットホームな雰囲気でした。

 金武町には2月にも通うことになると思います。なぜなら遊撃手として20年に1人の逸材と言われる宗山塁選手(明大)が入団した楽天のキャンプ地だからです。このため、サッカー観戦を切り上げると金武町ベースボールスタジアムに直行。ちょうど役場の車が来て球場整備を行っており、グラウンドも撮影することができました。

 「守備をつまみにしながら酒が飲める」とも称される宗山選手のプレーをここで見ることができる! 残り半月を切った球春到来へ胸が高まりました。レンタカーで回るため酒は飲めませんが、華麗な守りに酔いしれたいと思っています。

 金武町からさらに北へ。沖縄第2の都市・名護へ向かいます。こちらも地元北海道日本ハムファイターズの1軍キャンプ地です。10年ほど前までは私も仕事で毎年、滞在していました。当時・球場はかなり老朽化していましたが、改修されてきれいになりました。

 今年のファイターズの楽しみは何でしょうか。個人的には守備の上手さでは宗山選手にひけを取らないと言われるドラフト5位新人・山縣秀(やまがた・しゅう)選手のプレーを見たいと思っているのですが、2軍キャンプからのスタートが決まりました。またも「二刀流」に期待が集まるドラフト1位の柴田獅子(れお)選手も2軍スタート。途中、1軍との入れ替えがないようでしたら、本島北端にある2軍キャンプ地・国頭村にも足を運びたいと思っています。
 さて、ファイターズのキャンプが行われる名護市21世紀の森公園では現在、昨季にJ1初昇格の昨季、歴代最高の3位と善戦したFC町田ゼルビアが25日までキャンプ中。26日からは入れ替わりで東京ヴェルディが訪れる予定です。野球・サッカーファンにはたまらない環境ですね。
 
 21日は本島中部の西岸にある読谷村(よみたんそん)へ向かいました。キャンプを行っているJ2のV・ファーレン長崎とコンサドーレの練習試合を観るためです。

 30分×4セットの変則で行われた試合はコンサドーレが2対1で勝利を収めました。試合形式なので、陸上競技場のスタンドにはけっこうお客さんが来ていましたよ。

 読谷村を訪問したのはもう一つ、意味がありました。こちらは宗山選手と並んでドラフトの目玉だった金丸夢斗投手(関西大)が入団した中日ドラゴンズの2軍キャンプ地だからです。オキハム読谷平和の森球場は、陸上競技場に隣接。サッカーの練習試合の合間に球場とブルペンを撮影してきました。

 ブルペンでのピッチングも間近に見られるのがキャンプの楽しみの一つ。金丸投手は昨年痛めた腰の状態が懸念されていますが、10年に1人とも言われるサウスポーのピッチングをここで見られたらうれしいなと思っています。

 そんなわけで、サッカーを楽しみつつ、2月のプロ野球キャンプへ思いを膨らませる。スポーツ観戦好きにとって、こうした魅力が年明けの沖縄にはあるのです。
 2カ月余りに渡る滞在中、沖縄ロングステイのコーディネートやキャンプ地案内なども行っています。note下部の「クリエイターへのお問い合わせ」からご相談ください。

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