【履修証明プログラム・一般教育訓練講座認定】創造的思考力をビジネスに活用するムサビ発「価値創造人材育成プログラム」(VCP)参加者募集! #PR
武蔵野美術大学が行っているアート教育&デザイン教育から「創造的思考力」を獲得し、ビジネスへの実践を学ぶ「価値創造人材育成プログラム-Value Creation Program」(以下、VCP)について紹介します。
価値創造人材育成プログラム(VCP)とは
2021年に経済産業省令和3年度「大企業等人材による新規事業創造促進事業(創造性リカレント教育を通じた新規事業創造促進事業)」の事業の一環として、(株)コンセントとムサビの共同事業を実施しました。
報告書はこちらで読めます。
そこで得られたことを反映させ、去年からムサビの単独事業として始まったのが「価値創造人材育成プログラム」(VCP)で、今回で2回目となります。
VCPの特徴
下記の7点が挙げられます。
ビジネスにおいて必須スキルである「課題発見力」「課題設定力」のベースとなる「創造的思考力」の獲得が目的
デザイン思考、アート思考にとどまらない、アートの実践、デザインの実践から手法を学ぶことができる美術大学ならではのカリキュラム
6時間×10日間計60時間で「創造的思考力」を習得、ビジネスへの実践方法が学べるPBL型プログラム
美術大学の卒業生を中心としたクリエイティブ領域で活躍する人材による多様なメンタリングとクリエイティブ人材とのネットワーク構築
修了後のコミュニティーも大切にし、企業、業務では得られないネットワーク形成
武蔵野美術大学が90年以上続けてきた「造形教育」という教育資産をベースに提供する「履修証明プログラム」
厚生労働省特定一般教育訓練講座に指定されており、一定の条件を満たすと受講費用の40%が修了後にハローワークより支給
これらについて順番に解説していきましょう。
創造的思考力とは?
創造的思考力とは、デザイン思考やアート思考といった、特定のものにとらわれず、善や美を追求する人文知の活用など、多様な視点を調和・統合させることを通じて、新たな関係性を見いだす「構想力」「観察力」「批判力」を基礎とした力です。
「クリエイティブ」といいつつ「デザイン」しかやらないセミナーも多々ありますが、「人材育成にはアートとデザイン、そして教養を学ぶことが大事」ってのはムサビが90年以上やってきたことでもあるんですね。
実際、ムサビはデザイン系学科の学生も絵画や彫刻を学ばないといけないカリキュラムになってるし、そもそも教育理念が「教養を有する美術家養成」だったりします。
また、それを支える創造的態度は、座学で身につけられるものではなく、繰り返し試行錯誤する中で身体知として習得するもの。
実践演習を通じて上記の創造的思考力の流れを経験し、
価値創造力:新しいビジネス、事業(価値)を創造できる。
課題発見力:身近なところを観察し課題を見いだせる。複雑な課題から本質的な課題を見いだせる。
リーダーシップ力:クリエイティブ思考を用いて社会、企業等を牽引できる。
表現力:アイデアを他者に、的確に伝えられる。
構想力:複雑な課題の解決を、アート、デザインの手法で解決できる。
これらを体得し創造的思考力・創造的態度を備えたビジネス人材こそが、独創的な新規事業へチャレンジしたり、企業の創造性の源泉となる多様性の確保につながるものとムサビは考えています。
もっとまとめるなら、「創造力と実行力」かな。
ちなみに先日、こんな記事が出ました。
■「美大に進学すると就職できない」過去から一転、“美大人気”が急上昇 企業が欲しがるワケとは(ENCOUNT)#Yahooニュース
記事自体は「デザイン=WEBデザインやグラフィックデザイン」な狭義なデザインとして書かれていますが、「クリエイティビティが企業に求められている」ことが語られていて、ありがたく感じてます。
プログラム詳細
10日間(60時間)のプログラムを通して、新規事業を創出するための視点や考え方を得る内容になっています。
大きく2つの構成になっており、
前半では創造的思考力の基礎習得を目的としたアート的アプローチを使ったカリキュラムで、「観察力」「批判力」「構想力」を習得するためのワークショップを行います。
非言語化された作品と言語化された作品の意図・背景等を用いて、自らの表現・思考過程を他者に伝えることによって、多様な視点、気づきを発見してもらいます。
後半はデザイン的アプローチを使った実践演習で、他業種他分野が交じるグループに分かれてグループワークに取り組み、実践的に課題発見力から価値創造力を体得してもらいます。
これまでのアンケートを見ても、前半のアート的アプローチが終わった段階では「何をやってるのかわからない」「早く答えを教えろ」という声が大量発生するのですが(笑)、後半のカリキュラムを受けることで「ここにつながるのか!前半のアートワークをやった意味がわかった」と納得される方がほとんどのようです。
こちらは去年制作された動画でして、
大きな流れが紹介されているので、ぜひご覧ください。
現役デザイナーやアーティストがメンター
武蔵野美術大学校友会(同窓会)に協力いただき、本学若手卒業生を中心とした現役バリバリのデザイナーやアーティストがメンターとなって共同ワークに入り、一緒にコンセプトを開発するのもVCPの特徴です。
企業デザイナーがメンターに入ることは他セミナーでもままあることですが、画家・彫刻家等のアーティストがやることはめったになく、これもムサビだからできる強みの一つと言えますね。
講師・メンター紹介
その講師・メンター陣を紹介すると、
という布陣になってます。
くどいですが、多くのこの手のセミナーはデザイン畑・コンサル畑の人だけで構成してプログラム開発するもんですが、いってしまえばそれは普通の大学や企業でもできることで、やっぱりムサビは美大でしかできない強みを出そう、と。
アーティストの「社会事を自分事に置き換える力」「前例がない、答えがない、もしくは複数あることへの創造力」は今ビジネスで求められてる力なわけで、どういう視点でモノゴトを見てるのか、それを体感するだけでも参加する価値があるかも。
修了者の声
こちらに昨年度修了生の体験談が掲載されています。
また、noteにリフレクションノートを書いてくれた方もいらっしゃいますね。
修了後のコミュニティ形成
前回やってみたところ、プログラム修了後に企業・分野を超えたコミュニティが自然発生したんですね。アンケートに「これが一番良かった」と書いた人も。
なので、プログラム修了後の参加者によるネットワーク形成も重要視しており、先日開催された武蔵野美術大学芸術祭にも修了生の皆さんがツアーを組んで来てました。
文部科学省職業実践力育成プログラムと厚生労働省特定一般教育訓練講座に認定されました!
本プログラムは、文部科学省職業実践力育成プログラム(BP)に認定されています。
また、今年から厚生労働省特定一般教育訓練講座にも指定されたので、一定の条件を満たせば、受講費用の40%が修了後にハローワーク(公共職業安定所)より支給されます。
6時間×10週で35万円は、この内容のプログラムとしては安い方に入るのですが、個人でこの金額を出すとなると「むむ・・」となるはず。私もなります・・。でも40%戻ってくるとなると実質21万円だから、かなり現実的な金額になるんじゃないでしょうか。
*支給手続きには日数が掛かるので、受給を検討されている方はお早めに詳細をご確認ください。
会場は市ヶ谷キャンパス
教室は市ヶ谷駅前にある武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスです。
通いやすさももちろんのこと、下のフロアでは学生さんが勉強してるし、地下には工房、1Fには良品計画さんとの共創店舗「MUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」、2Fにはギャラリー「gallery αM」、6Fに日本総研さんとの自律協生スタジオ「コンヴィヴィ」、7Fにコワーキングスペース「Co-Creation Space Ma」と建物全体がクリエイティブな環境になっており、「ムサビだから作れる学びの場」となっています。
よくある質問*11/9追記
Q1. 卒業資格は不要なのですが、事前に欠席が分かっている日程があっても参加して問題ないでしょうか。
A1. お申し込み・ご参加につきましては問題ございません。なお、欠席によりプログラム所定の60時間に満たない場合は履修証明書の交付が不可となりますが、参加確定後にご事情を伺い、事情によっては補講的対応も検討します。
Q2. 東北住まいなのですが、遠方から通われた方はいらっしゃいますか?割合が分かれば教えてください。
A2. 昨年度は33名中福岡県1名、大阪府1名、宮城県(仙台)1名でした。
Q3. グループワークがあるとのことですが、講義日以外に集まって課題を考えたりするのでしょうか?
A3.講師から与えられる課題は授業内で完結するものがほとんどですが、「身近な○○に目を向ける、インタビューをする」などの作業を伴う場合があります。また、昨年度プログラム後半ではプレゼンテーション準備のため各回の開始前や終了後に残って自主的に取り組むグループもありました。
Q4.会社の⾃⼰啓発制度の利⽤を考えています。
①請求書払いは可能でしょうか。
②⽀払いサイトとして「受講開始⽇の翌⽉末払い」は可能でしょうか。
A4.請求書払いは可能です。 受講開始⽇の翌⽉末払いで構いません。
Q5.これまでの参加者が取り組んだテーマを知りたいです。
A5.取り組んだテーマにつきまして、下記が昨年度の事例になります。
前半のアートワークによって、普段課題だと思っていないものへ視点を向け課題を発⾒し、後半 のグループワークでどの課題にフォーカスするか決め、取り組んだものになります。
Q6.参加者の主な属性を教えてください。
A6.9割が会社員、7割が30,40代となっております。
Q7.プログラムの最終アウトプットは開発したコンセプトになると思いますが、その後チームで事業開発を希望する場合はその後のサポートはありますか?
A7.具体的にアイデアを事業開発する場合、別途ご相談いただき、本学卒業⽣等が伴⾛するプログラムなどをご提案する等のサポートは可能です。
また、修了⽣のネットワークにおいて今後の取組について相談する場を設ける等の取組を⾏っております。
Q8.役員を退任して、現在はフリーランスとして経営顧問をしており、今後、社会課題解決に取組むことを検討してます。現在は組織に所属してませんが、このプログラムに参加可能でしょうか?
A8.本プログラムは下記「求める人材」に該当する方々を対象に募集しておりますが、現時点で全てを満たしている必要もなく、組織に所属していない⽅もご参加いただけますので、ぜひご応募いただければと存じます。
Q9.弊社内での⼈材育成プログラム検討にあたって、VCP Schoolについて詳しく伺いたいです。
Q9.詳細をお伺いしたいので、メールにてご相談内容をご連絡いただけますと幸いです。
というわけで、
求める人材
企業等において、新たな事業やサービスを開発・提案しようとする人
組織等において次世代のリーダー候補となる人
スタートアップ経営者
地域の課題に取り組む行政関係者
既存のビジネスモデルにおいて課題を持ち、新規事業を起こそうとする人
創造的思考力を用いて、社会的イノベーションを起こそうとする人
という方はぜひ。
実はありがたいことが起きていて、受講された方が会社で「これは会社全体で取り組むべきだ!」とプレゼンをして、その企業様向けの特別ショートプログラムを今年開催させていただいたりもしました。
個人で参加希望の方以外にも、「うちの若手を育てたい」「ビジネスにおいて何が課題なのかわからない」という経営者の方、お待ちしております。
実施概要
こうなっています。
12月からほぼ毎週土曜終日開催。
お申し込みはこちら↓
■「VCP School 2023」応募フォーム
締切は11月10日(金)。近づいてきました。
オンライン説明会開催中!
VCP Schoolについて、知りたい、聞きたいという方は、ぜひお気軽にオンライン説明会に参加ください。説明会では、プログラムの内容説明と質疑応答の時間を設けています。いよいよ今日含め残り3回。
参加をご希望の方は、上記リンクよりzoomウェビナー登録をお願いいたします。*説明会はすべて終了しました。
以上、小難しいことはいいから、黒いTシャツについた猫の毛を一瞬で取れるイノベーションを誰か早く考えてほしい手羽がお送りいたしました。
人間は毎朝コロコロやガムテでペタペタする行為から早く決別するべきだ。
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