人からの「感謝」が、やる気につながる。
「ありがとうございました」
涙ながらに感謝されたことが、私にとって天職だと感じた瞬間です。どんな仕事でも、そうかもしれませんが誰かから感謝されるととても嬉しいものです。
私はここ数年、お葬儀や供養その他法事などをこなしてきました。
初めは何も分からず、悲しみの中にいる人たちへどのように声を掛ければ良いのかとても悩みました。もし自分がそのような立場になったと考えると、逆に声をかけないで欲しいと思うこともあるかもしれません。
そもそもお葬儀や供養がなんのためにあるのか、小さい時は考えたこともありませんでした。「悲しみを共有すること」「共感」これが大切なキーワードかもしれません。
「儀式」とは古来から存在したものであります。
今では入学式、卒業式、結婚式、お葬式...日常生活に溶け込んでいる儀式は、実はとても大切なものだと思うようになりました。多くの人たちが集まり、そのコミュニティの形成は活性化に繋がります。
しかし、コロナによって人との繋がりは希薄化しました。今の時代はオンライン上での繋がりは欠かせないことですし、逆に「リアル」の繋がりももっと大切になります。
中でも「人の弔い」は、とても大切な儀式です。自分がお世話になった人が亡くなった時は何もしないわけにはありません。誰しも生前の思い出や感謝を伝えることとと思います。楽しかったことやケンカしたことなど、、今までの記憶を整理していくには、「時間」が必要だと言います。
四十九日や百箇日、一周忌、三回忌という多くの節目の法要を通して、「気持ちを整理していく」ことができます。そもそも、この「四十九日」「百箇日」などの言葉自体を知らない方も多くいます。
無宗教化が進んでいますが、旅行で観光の寺院や神社に行くなどまだまだ求められている部分はあるのだと感じる気がします。
これからの時代、そんな人たちへ届けていけば良いのかもしれません。
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