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譜めくりが大変!
オペラのピアノヴォーカルスコアというピアノ伴奏譜を使って弾くときに、重唱部分で人が多くなると、1ページに縦に7人分の声部と伴奏譜で4小説しかないなんてことがあります。しかも速い曲だったりします!譜めくりしてくれる人もいない場合、これを譜めくりしながら弾いて、しかも指揮者がいないとピアノだけで拍を感じさせないといけないので、とにかく忙しいです!歌手はいませんが、ピアニストの方にこんな曲だよ〜とお知らせする動画を作ったら自分の譜めくりの慌てぶりに笑ってしまいました。モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」1幕ラストの7人で歌う重唱です。途中でさらに速くなるので必死です!よろしければご笑納くださいませ!
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プッチーニ作曲「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」
プッチーニ作曲のオペラ「ジャンニ・スキッキ」より、ラウレッタのアリア「私のお父さん」の伴奏動画です。恋人との結婚を父ジャンニ・スキッキに反対されたラウレッタが「愛しいお父さん、もし私の思いが無駄になるなら、ヴェッキオ橋(フィレンツェの有名な観光スポットですね)からアルノ川に飛び込んで死んじゃうわよ!」と啖呵を切るアリアですが、音楽は娘のおねだりを流れるような美しい旋律で盛り上げます。 このアリア、ハープが大活躍するのですが、普通のピアノ伴奏譜だとかなり音域を制限してアレンジされてしまっています。そこでプッチーニこだわりのハープの音を実現すべくフルスコアを見て演奏してみました。歌っていただければ幸いです!
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トスティ「理想の女(ひと)」
伴奏しながら歌のメロディーを弾くのがコレペティトールの仕事のひとつですが、伴奏をアレンジすると原曲のクォリティが再現できない(例えばオクターブ下で和音進行をかろうじて再現する程度になってしまう)という難しさがありました。 でも、メロディー動画を別撮りして重ねれば、伴奏のアレンジすることなく歌のガイドができる! しかもガイドに合わせて歌ってくださった歌手の方の動画を重ねる際にはメロディー動画の小窓をなくせば普通にデモテープ状態になるというメリットも! って、多分クラシック音楽以外の分野では普通に行われていることですよね笑 カラオケ的に歌詞ものせてみましたので歌っていただければ幸いです!
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ドニゼッティ作曲「ランメルモールのルチア」第2幕(または第2部1幕)フィナーレから
ちょっとマニアックですが、ドニゼッティの代表作「ランメルモールのルチア」の中のハイライトの伴奏動画です。主人公ルチアが便りのない恋人エドガルドを諦め、兄の薦める結婚相手アルトゥーロ卿との結婚契約書にサインしてしまいます。しかしその直後、当のエドガルドが現れるという部分です。最後はソリスト5人に合唱も加わって大がかりな重唱となります。ドラマはまだこの先も、ルチアのサインした結婚契約書をエドガルドが見て逆上するなど、激しい場面が続くのですが、いったん音楽が途切れる部分までを録画してみました。 オケがない部分やリズムが取りづらい箇所は指揮をしながらメロディラインを弾いたりしています。時々間に合っていませんが(すみません)サンプルとしてご容赦いただければ幸いです! ここから先は専門的?なお話ですが、リコルディ版のピアノヴォーカルスコアの伴奏は音が全く足りないので、オーケストラスコアからどんどん音を足しています。特に重唱はメロディーラインをオケがカヴァーしているのですが、それがほとんどの場合抜け落ちているのです。これはドニゼッティのオペラで特に顕著ですので伴奏される時にはオケスコアを確認されることをお勧めします。