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想い。クーデターに対して、できること

お願いがあります。

読んでくれたら嬉しいです。


バックパッカー歴があり、ミャンマーも大好きな私の主治医に、軍が政権を譲らない理由を説明しました。


ミャンマーにいかに密輸、賄賂、警察への賄賂、闇経営が蔓延っているか。それが文字通り軍資金なこと、民主化で公平さが生まれれば自分達が牛耳れないこと。軍政システムの継続が、その確保に繋がること。

「そのちっちゃいこと以外は?共産主義にしたいとか…. 」

興味を持って、聞いて下さりました。

で、

クリニックを出て、主人と二人で笑ってしまった。

「ちっちゃいことだって。」


そう、そんな小さいことの所為で、何十人もの命が無くなった。

そんな小さいことの所為で、安全だった国は居たら明日死ぬかもしれない国に変わり、幼児を含めた数百万の人が「政府」に暴行された。

そしてそれは2月1日時点で予期できていた。なんならその5年くらい前から。

できたのに国連もどこも、止めることはなかった。


数千万人の支持者たちで、軍のトップの寝首をかきに行けばよかったのか。

…それはスーチーさんの信じたやり方ではない。

だから、支持者たちは不服従(CDM)の成功を信じ、自分を信じ、撮った動画を国連に届けてくれる世界中の仲間を信じ、非暴力で抗議を続ける。


しかし、限界が近い。

支持者たちの気力の限界ではない。

彼らの気力の限界が来ないからこそ、1988年よりも危険な事態が起こりうる。


いまの支持者たちは、警察が銃を構えても、物陰に隠れない。

銃撃の翌日、デモ隊が姿を消す日がない。

1988年は、そうやって潰されたから。


プラス、2021年が民主化最後の機会になると、みんな分かっているから。

軍が宣言した来年の選挙に希望は無い。スーチーさんどころかNLD党員全員に参加は許されない。

軍は一声で法律を書き換えられるから。この2月も一夜にして一般家庭への家宅侵入が正当化された。


誰も政府と認めていない政府が選挙の法律を変えることも、容易なのだ。

国会の4分の3の議員から賛同を得られても、スーチーさんが法律を変えることはできないのに。


だから、支持者たちは諦めない。

もう二度と、自由をつかむ機会が来ないから。

だから、裸で銃の前に立ち、恐れないと主張する。

1988年との違いを、自分とSNSが生むと確信しているから。


だから、Z世代や子ども達まで名乗りを上げる。

他国から取り入れられ始めた心を育む教育を、表現の自由を、整備され始めた街を、進出してきた海外企業がもらたす活躍の場と発展を、手放したくないから。


だから、スーチーさんの解放を求める。

上記した事のすべてを人生をかけて授けてくれた彼女の気持ちを、踏みにじられたくないから。


そしてその決意は、実弾によって、一瞬にして散る。


だから私は信じてお願いをします。

1人が1つアクションをすれば、数億数十億になれば、国が動くと。

テレビでミャンマーのニュースが始まったら、見ないで、#WhatsHappeningInMyanmar を検索して下さい。ニュースが終わるまでの時間でいいから、検索結果を閲覧して下さい。

それで何か感じたら、リツイートしてほしい。


ミャンマー国内の人々は限界までやり切っているんです。

殺し合いをしない為に、今日も武器を持たず銃の前で主張し続ける。

でも2/28から軍は加速度をつけて攻撃的になっています。


明日を、誰も死なない日にしたい。

内戦、貧困、汚染、医療不足、犯罪、事故、コロナで、世界中の誰かが今日も亡くなっている。

でも明日は、あんな  小さいこと  の所為では、誰も死なない日にしたいんです。


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外語大の学生による署名運動、もうすぐ4万人だ😊


日本政府と企業に連帯を求める署名運動


少年の叫び



追記

4/1、今までの死者は何十人ではなく何百人になってしまった。

国連大使は大量虐殺に発展する懸念があるとまで明言を強めてきているが、R2P等の措置には至っていない。

この数週間では、抗議者だけでなく普通に買い物に行ったところだった人、移動中だった人、警察が来たので様子を伺いに行っただけの人などが射殺や生きたまま焼き殺される事態になっている。

この状態を口だけで放置することは、世界の恥ではないだろうか。

クーデターというのは通常、国が反乱等で不安定となり武力で仕方なく抑える、や、どちらかの勢力が不当に権力を奪われかねない事態の為起こすもの。

今回はスーチー政党が平和的に勝利した所を、単に認められずのクーデターだ。そして、今や無差別殺人。

これ以上、予想できる死を出さないために、

世界の一員全員が考えて動くべきだと思います。

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