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「面白いお茶屋さんがいるよ」という東京での雑談がアッサムまで繋がっていた〜インド編〜

インドに着いた。
出発日を決めてから怒涛のような準備を終えてそのまま飛行機に滑り込んだ。

初めての国に行くときにまず最初にすることはその国の匂いを味わうこと。国によって全然違う。

インドは・・とてもいろんなものが混ざっている匂いがしました。

生もの、人、動物、生活、排気ガス、砂、青果、水。

あらゆるものが人々の熱量の間からぶわっと吹き抜けてくるような匂い。

あらゆるものが行き交う通り
インドの路地。生活を感じられてとても好き。
どこにいても何をしていても許される牛。牛待ちで渋滞します
ニューデリー駅。スペースがあればそこに寝始めます。

インドに住んで40年。新美さんに会う

渡航して2日目。近くのカフェでご紹介いただいた新美さんにお会いします。

日本でご紹介に至るまではこちら

「あら、こんにちは!遠いところまで。紅茶のためにインドに来たって聞いてます。」

そうです。端的に言うとそれで全てです。

ただ何もお互いに事前の情報をやり取りしていませんでした。

ここに至るまでの経緯をお話ししつつ新美さんのお話を聞かせていただきました。

新美さんは18歳の時に初めてインドを訪れ、その後インドご出身の旦那様と結婚され今は複数の国にまたがって仕事をしています。

「この時期のバングラデシュとの国境は情勢悪くなるから気を付けて」


という外からでは得られないような肌感覚の情報から、


「インドに来た日本の方は水はみんな気を付けるけど意外と牛乳と油にやられるから気を付けて」

「インドでは12か月以上建物の賃貸契約しちゃうと貸主が追い出せなくなるからみんな11か月更新なのよ」

という生活に根差した知恵や全然聞いたこともない現地情報をたくさんいただきました。日本から全く文化が違うインドの中に入り、心身を通してこの国を体感されてきたということを端々から感じます。

日本のアイデンティティーを持ちつつそこからインドを見てきた新美さん。そんな方と最初にお話をできてとてもありがたく幸せな時間でした。

そして最終的にはアッサムに行きたいというお話をすると、

「アッサムに行きたいの?それなら今日運転をしてくれているうちのスタッフがアッサム出身だからここに呼びましょう」

ええ・・!そんなことあるんですか。笑
アッサムに呼ばれているのかな。

アッサム出身のRajuさん


新美さんに呼ばれたRajuさん。アッサム出身で今はデリーに出て働いています。もともとは料理人でしたが今は様々なことを担当しているようです。


「ハーイ!僕アッサム出身だから困ったことがあったら言ってね。アッサム出身のおじさんが今ダージリンの近くにいるから紹介するから!」

なんとありがたい・・。と感謝と同時に、

アッサム出身でおじさんがダージリンの近くにいる

という一文にお茶の名産地が2つも出てきて脳からアドレナリンが出ました。Rajuさんにはアッサムに近づいた時に相談させてもらうことに。

インドのご家庭でインド入り後初めてのカレー


「このあとお姉さんの家でお昼食べるけど一緒に行く?」

はい!ぜひ行きます!!!

ということでインド入り2日目でご家庭の手作りのカレーを頂きました。

カレーも野菜もスパイスが効いていて美味しい

お姉さんのカンチャンさんは新美さんの旦那さんのご兄妹です。

8人兄弟の中で2人しかいない女の子として育ち兄弟に料理を作っていた中で腕前を鍛えたそうです。どの料理もスパイスが違う感じで効いていてとても美味しい・・。

最後はRajuさんが料理人の本領を発揮してオリジナルのチャイを作ってくださいました。


「安全で良い旅になりますように!」

と何から何までお世話になり、最高のインドのスタートを切らせてもらいました!

陸路で北東インドに向かいます。




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