Takahiro Suzuki

インドの紅茶を愛し、 無期限インド紅茶巡り中。 体感するインドや出会う人々とのお話を中…

Takahiro Suzuki

インドの紅茶を愛し、 無期限インド紅茶巡り中。 体感するインドや出会う人々とのお話を中心に書いていきます。 アッサムの大地で紅茶の樹と一緒に土に埋もれるのが今の夢。 今は呼べばどこでも来る出張お茶淹れを全国で開催中 https://lit.link/takasuzuki

最近の記事

インドのお茶を淹れに行かせてください!!

アッサムの土に埋もれたいと言って渡航したインドからつい先日戻りました。 渡航前からたくさんの応援を頂きありがとうございました! そこで突然ですが、お茶しませんか? お茶を淹れに行かせてください! 政治家に連れられて行ったサッカー観戦で出会ってそのまま泊まりに行ったゾウと一緒に暮らす農園を営むTenzingさんが作ったお茶や、 偶然近くにいることが分かって初めて会ったらその夜は枕並べて一緒に寝ることになったMaduさんが作ったお茶など、色んなストーリーと一緒にお届けしま

    • お茶学校でテイスティング漬けの日々を送ってみた

      コルカタのお茶学校を卒業した。 インドで最後にやろうと思っていた事はなんとなく完了をしたなと思う。 怒涛のように二週弱が過ぎて今痛烈に感じているのはとんでもなく深いところに足を踏み入れたな、ということ。 同時にその深さが興味と好奇心をさらに湧きあがらせることも感じている。 お茶を評価するワードが40種?!「おい、お茶に関わるんだったら何が良いお茶で何がそうでないのか。それをわからないとそもそも何も始まらないぞ。」 となる農家を訪れた時に言われた言葉。 それは確かに

      • 人とのミラクルなご縁でアッサムが第二の家みたいになった

        アッサムは思い出深い場所になった。それは目的地だったからではなく、偶然出会った人達がそうさせてくれました。 マドゥさんとのご縁とある日はアッサム北東の端っこの街、ディブルガルでSonuさんという農園の方と会うことになっている。朝に電話をしてみると 「え?私はディブルガルには住んでないですよ。そこから40キロのティンスキアという街に住んでいます」 なにー!!。。ここからティンスキアへの電車は1日1本しかない。今出ればギリ間に合うかも。。 ということで着のみ着のまま駅に向

        • 150頭のゾウと共生するインド奥地の茶園に行き着いた

          ドゥームニ茶園を離れてアッサムの大都市グワハティでJohnさんという方に会う。 インドに入ってすぐのデリーで会ったサチャさんという方からのご紹介。 サチャさんに至るまでも既に2回のご紹介を挟んでいて本当に多くの方々に助けて頂きながらインドを回らせてもらっている。 兄貴JohnJohnさんはとても兄貴肌で温かい人。 「おーう!よく来たな!!まずは朝メシ食べよう」 の初対面から始まり、困った時に事あるごとに助けてくれている。 「アッサムが好きで来たというお前を、連れて

        インドのお茶を淹れに行かせてください!!

          ダージリンでお茶の実験の日々を送った結果、学校に行くことにしました

          ダージリンに来てまず最初に思ったことは 「お茶の名産地を存分に感じたい!」 ということで街中を歩き回った。 すると右も左もお茶屋がある!! 中心街の広場は、お茶屋、お茶屋、雑貨屋、お茶屋、お茶屋という並び。茶園も斜面一面にある! まさにお茶天国!! そして日本ではあまり見かけない、ダージリン茶で作った、白茶、緑茶、ウーロン茶も置いてある。 ダージリン茶の実験 同じお茶でも発酵度合いやプロセスが異なると白茶、緑茶、ウーロン、紅茶と分かれる。 飲み比べをしていくにあ

          ダージリンでお茶の実験の日々を送った結果、学校に行くことにしました

          ここはインドなのか?多文化で雲の上の街、ダージリン

          これまで都市間の移動は電車のみでここまで来た。ただ祝祭の期間に入ってしまい全く予約が取れなくなった。 となるとバスか。。 ここまでの移動はこんな感じ。 コルカタから北上してまずはダージリンの麓の町シリグリを目指す。 初めて夜行バスを予約してみた。なんとか乗り場にたどり着くと二階建て!! 下道を山道で行くので猛烈に揺れるし跳ねる。途中に山中の休憩所に停まりつつシリグリに到着。 さらにここから電車で7時間。標高2200mまで世界遺産のダージリンヒマラヤ鉄道が走っているの

          ここはインドなのか?多文化で雲の上の街、ダージリン

          僕の聖地、アッサムのドゥームニ茶園で茶葉と土と戯れてみた

          アッサム州のナルバリという町に着いた。 僕がアッサムの紅茶を飲み始めるきっかけとなったドゥームニという茶園がある町。 ドゥームニ茶園は1番来たかった場所。 僕にとっての聖地。 ナルバリはインドの中の辺境のアッサム州のさらに辺境。もうブータンの国境まですぐのところ。 mapで見る限りだいぶ小さな町(村?)だなと思っていたが駅を降りて一瞬で悟った。 あ、これはやばい。 想像以上の田舎っぷり。違う町に着くとなんとなくその瞬間に雰囲気でわかるあの感じ。 すごくのどかな空気

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          インドのグローバルお茶企業にノーアポで飛び込んでみた

          バラナシからコルカタに入って3日目。 コルカタはお茶産業が集中しているインドのお茶どころ。ダージリンやアッサムの有名な茶園も本社所在地はコルカタになっていることが多い。 コルカタには行きたいところがある。 プレミアスティーという世界各地で事業を展開する企業。 インドへの出発前にプレミアスティーの日本法人代表の方にお会いした。 情熱的紅茶のプロフェッショナル インドへの出発が来週に迫った9月中頃、日本でのこと。 紅茶やインドに詳しい方にお会いしたくご紹介をいろんな人か

          インドのグローバルお茶企業にノーアポで飛び込んでみた

          生と死の境目のカオスな空間に立った時の話

          インドの首都デリーから電車に10時間乗り、バラナシに入った。 ここはガンジス川が流れるヒンドゥー教徒の聖地。 亡くなった方が途切れることなく運んで来られ、火葬されて遺灰を川に流しています。 町の中にいる人もさまざまで、 地元としてずっと住み続ける人 亡くなった方とその遺族 俗世を断ち自分の死地としてそこにいる人 僧侶、巡礼者 インド人・外国人観光客 多様な人がごっちゃになって集まり、朝晩は祭事のごとく礼拝を行います。 日中は川で沐浴をしている人もいればそこで洗濯も

          生と死の境目のカオスな空間に立った時の話

          「面白いお茶屋さんがいるよ」という東京での雑談がアッサムまで繋がっていた〜インド編〜

          インドに着いた。 出発日を決めてから怒涛のような準備を終えてそのまま飛行機に滑り込んだ。 初めての国に行くときにまず最初にすることはその国の匂いを味わうこと。国によって全然違う。 インドは・・とてもいろんなものが混ざっている匂いがしました。 生もの、人、動物、生活、排気ガス、砂、青果、水。 あらゆるものが人々の熱量の間からぶわっと吹き抜けてくるような匂い。 インドに住んで40年。新美さんに会う渡航して2日目。近くのカフェでご紹介いただいた新美さんにお会いします。

          「面白いお茶屋さんがいるよ」という東京での雑談がアッサムまで繋がっていた〜インド編〜

          「面白いお茶屋さんがいるよ」という東京での雑談がアッサムまで繋がっていた〜日本編〜

          東京の雑談から東北へ 「東北の女川に面白いお茶屋さんがいますよ」 と押上スカイツリーのカフェで甘利さんが言った。甘利さんはこの一年間くらい一緒に働いていた方です。過去に足繁く女川に通っていたとのことです。 インドに紅茶を追いかけていこうと思う、とお話していたらパッと「紅茶」というワードで思い浮かびご紹介していただきました。 その二日後に女川へ。 紅茶専門店のTEAVERさん。 店主の方は6年間フランスの紅茶店で勤めた後ここ女川で独立。とても美味しい紅茶を頂きました。

          「面白いお茶屋さんがいるよ」という東京での雑談がアッサムまで繋がっていた〜日本編〜

          人は自分の狂気に自分で気づけない

          「え、それだいぶ振り切って変態的に好きだと思うんですけど・・」 と山田さんに言われてびっくりしました。 山田さんとはこの1年くらいお仕事を一緒にしていました。その仕事を離れて1か月くらいして飲みに行った時に 「空いた時間何やってるんですか?」 と言われて僕の中から出てきたのが 「うーん、特にないんですけど強いて言えばずっと紅茶を味わってますね。」 から始まり出るわ出るわ。ずっと話していられる。 どの農園のお茶がどういう香りか。 アッサムという土地について。 紅茶

          人は自分の狂気に自分で気づけない

          アッサムでお茶の樹と一緒に土に埋もれたい

          こんにちは、Takaです。 今インドでお茶を追いかけています。心動くものに出会ってしまう時はあっという間で、それが僕はインドのアッサム地方で生まれた紅茶でした。 この生命力ある香りを生んでいるインドのアッサムの大地に嗅覚を通じて僕は呼ばれてしまいました。 この肉体を現地に持っていきたい。 まるごと体感して知りたい。 子供みたいにシンプルですが、全身に持続的な衝動と好奇心が湧いています。 アッサムに行こう。 行くだけでなくこの茶葉を生み出す土地も人も文化も体感したい。

          アッサムでお茶の樹と一緒に土に埋もれたい