インドのグローバルお茶企業にノーアポで飛び込んでみた
バラナシからコルカタに入って3日目。
コルカタはお茶産業が集中しているインドのお茶どころ。ダージリンやアッサムの有名な茶園も本社所在地はコルカタになっていることが多い。
コルカタには行きたいところがある。
プレミアスティーという世界各地で事業を展開する企業。
インドへの出発前にプレミアスティーの日本法人代表の方にお会いした。
情熱的紅茶のプロフェッショナル
インドへの出発が来週に迫った9月中頃、日本でのこと。
紅茶やインドに詳しい方にお会いしたくご紹介をいろんな人から頂いた。
その中でお話がインドの行政に勤める方に繋がりその方から、
「日本で紅茶事業をやっているインド人ならこの人以外にいない」
というメッセージとともにご紹介をいただいた、
プレミアスティーの日本法人代表のスモンさん。日本に住んで30年でインド紅茶に情熱と魂を注いでいる。
そんな方を前にすれば僕は素人同然だがインド紅茶が好きですという気持ち一つでお会いした。
紅茶に出会ったきっかけやモディ首相と紅茶について言葉を交わした時のお話。
インドの各産地の魅力や紅茶に合う水質の話など、とめどなく話題が溢れる。
情熱的な紅茶のプロフェッショナル。
そんな言葉がぴったりな方だと思った。
最終的にお話は
「どら焼きには紅茶が良く合うんですよね!」
「どら焼きなら僕の地元にめちゃ美味しいやつがありまして・・」
という話で盛り上がって終わった。
共通に好きなものについて話すときにはあまり経験とか年齢とか関係ないんだと思った。
本社がコルカタにあるということで「行ってみればいいんじゃない?」という言葉をもらっていたので全く事前にご連絡をしていない状態だったが行ってみることに。
プレミアスティー本社へ
コルカタの街の中心から車で40分。だいぶ郊外に外れた所で降ろされた。
おお。。何もない。。工場地帯で運送トラックしか通らない。砂埃がひどい。
そんな中で・・あった!!
が、がっつり扉が閉まっているので正門横の警備員室の鉄格子を叩き敷地内へ。
(誰だ。。?何をしに来た。。?)
という言葉が顔に書いてるような感じで警備員に囲まれる。
事情を説明すると
「ちょっと待ってくれ」
と全員警備室の中へ。電話をしたり話し合ったりして20分くらいなにも動かない。
「ついてきてくれ」
とようやく動きが。そして案内されるとそこはガッツリ応接室。
コンコン。
と女性が2人入ってきた。
簡単に自己紹介をするとグローバルマーケティング担当とテイスターの方だった。
突然の訪問にもかかわらずとても温かく迎えて頂いた。
そしてビジネスサイドからの紅茶産業の見え方をはじめとして、お二人の仕事内容、お茶農園との関係、製品の詳細など様々なことを教えていただいた。
かすかな願いとして、
(どこかお茶農園紹介してもらえないかな。。)
は片隅に思っていた。
ただプレミアスティーはオークションを介して茶葉を買っていることもありそれほどリレーションがあって紹介ができるものではないというお返事だった。
事実としてもあるにかもしれないが、
実際のところは恐らく力不足。。
お茶のビジネスサイドや行政サイドはなんとなく敷居が高い感覚を受けたのでお茶の生産地から入って行ってみよう。
そう思い次なる目的地のダージリン地方への移動を開始。ついにお茶の産地に入ります!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?