【全公開】 "酔うようで酔わない" 日本初のウィスキー紅茶 『THE CASK AGING』 販売に至るまで。
こんにちは!
株式会社TeaRoomです。
7月10日(土)より国産ウィスキー樽で熟成させたノンアルコールティー ”ウィスキー紅茶”『THE CASK AGING』の再販売が開始しました!
販売開始した6月4日から、即日で全店舗とECで商品が売り切れてしまい、Twitterでも販売前からたくさんのお声をいただいた『THE CASK AGING』販売に至るまでのすべてをお伝えします。
”お茶を売る”ことにはこだわらない商品づくり。
2020年11月、弊社の代表である岩本がNewsPicksの運営する「NewSchool」にて特別授業をさせていただいたご縁から、このプロジェクトはスタートしました。
この時点では、
・東急ハンズを販売パートナーとして
・販売戦略をアイデアコンペで優秀賞をとったNewSchoolの受講生の方と考え
・TeaRoomの研究開発した「ウィスキー紅茶」というお茶を販売すること
のみが決まっていました。
販売場所となる東急ハンズは、ただモノを売るのではない「ヒント・マーケット」が役割であることから、このお茶も”単なるお茶”として販売するのではなく、届けたい人に確実に届く商品にすることを、プロジェクト立ち上げ時に目標として掲げました。
参考:https://www.tokyu-hands.co.jp/saiyo/shinsotsu/message/check.html
ウィスキー紅茶は、つくり手のクラフトの知恵から生まれた。
ウィスキー紅茶は、TeaRoomの生産部が分社化した農業法人、株式会社THE CRAFT FARMの研究開発のもとで開発されたお茶です。
ご縁から、国産ウィスキー生産で使用された樽を活用する機会をいただき、樽の中に国産紅茶を漬け込み熟成させることで、自然にウィスキーの香りをつけることに成功したことで生まれました。
開発を進める上で常に思考のうちにあったのは、THE CRAFT FARMのミッションとしても掲げている「クラフトの未踏を登る」ということ。
お茶という業界にとどまらず、日本のみならず世界中の知恵を丁寧に生かした生産をしようという想いを持っていました。
実は、ウィスキー樽やその周囲の知恵を、ウィスキーの領域を超えて活用するということは、コーヒーの領域ではすでに行われており、これをお茶の領域にも活用し、国内初*の国産ウィスキー樽に国産紅茶を漬け込んだ「ウィスキー紅茶」が誕生しました。 *自社調べ
また、東急ハンズは、そのロゴや社名の通り、「手を通じて新たな生活・文化を創造しよう」というクラフトマンシップを大切にしている会社ということで私たちの商品開発の考え方にご共感いただき、プロジェクト立ち上がり当初から、目指す方向を同じにして取り組んできました。
チームのメンバーのうちのひとりを届けたい人に定めた。
まずは、この「ウィスキー紅茶」を東急ハンズで販売するにあたって、誰に何をもって届けることを目標とするのかと、議論を重ねました。
出た結論は、
夜にゆっくり過ごして明日に備えるシーン
に飲んでほしいお茶であること。
そして、このシーンの中で最も届けたい人のイメージを絞っていきます。
・20代後半〜30代の女性
・会社員で、リモートワークをすることが多い
・どうせお金を使うなら好きなブランドを応援したり、地球にとってよいことをやりたい
・これから「来そう」なものが好き
・#愛情、#明るさ、#サステナビリティ、#ていねいな暮らし
さらに議論を重ね、このプロジェクトチームの中の女性メンバーの小澤さんを具体的なペルソナとして、小澤さんに訴求するもの、小澤さんが周囲にも紹介したくなるもの、をひとつのゴールとして進めていきました。
そして、小澤さんからの世界観のイメージをもとに、商品の姿を構築していきました。
『THE CASK AGING』にたどり着くまで。
そして、ここからはTeaRoomのアートディレクターである河野にミーティングに入ってもらい、商品のネーミングやロゴ、パッケージなどをデザインにおこしていきました。
目指したのは、お茶である、という情報を先頭に出さずに、重厚感や高級感、これを飲んでほしいシーンを伝えること。
商品名にも、「紅茶」や「Tea」という言葉は入れずに、「樽=CASK」と「熟成=AGING」をあわせて『THE CASK AGING(ザ・カスクエイジング)』という名前が誕生しました。
「これって、何だろう?」と思って手に取ってもらえるデザインを。
「THE CASK AGING」はネーミングも素敵で、「これって何だろう?」そう思わせる商品だと思います。 その商品の魅力をより伝える為に、中身の具体的な情報はPOPや同梱物で表現し、パッケージでは世界観を表現する物として「これって何だろう?」を想像してもらい、手に取ってもらえるような、気になるグラフィックを意識してデザインしました。
(アートディレクター・河野心希のミーティング共有資料より)
パッケージの箱のデザインには、紅茶を漬け込んだウィスキー樽を模したイメージと、長時間の熟成のイメージのある熟成チーズの円形の容器から発想を膨らませていきました。
そして、パッケージ表面のグラフィックには、ウィスキー樽の金具部分を抽象的に表現したデザインや、筆のテクスチャで国産樽を表現したデザインなど、様々な表現を模索していきました。
ウィスキー紅茶のしっとりした甘味、芳醇でフルーティーな香り、酔うようで酔わない感覚の中で緩やかな時間を過ごして欲しい、そんな気持ちをこめています。
そして、ロゴには、時の重なりを表現するように、文字を重ねました。
最終的に、出来上がったパッケージがこちらです。
パッケージの質感や、手にとった時の大きさを何度も確かめ、表面の文字は白、そして銀色の箔押しでリーフのイラストを入れています。
そして、NewSchoolの受講生の繋がりでコピーライターをしている方と議論をし、『THE CASK AGING』のコピーを書いていただきました。
樽で熟成させたプレミアム国産紅茶『THE CASK AGING』
情熱をかけて栽培・収穫された国産紅茶。
ウィスキーが眠ったオーク・カスク。長きにわたる歳月。
どれが欠けても、この味わいは生まれませんでした。
2018年にお茶の生産・販売に参入して以来、
新たな価値の創出に挑んできた私たちTeaRoomが生み出す
国産紅茶の特徴は、日本茶に由来する甘やかな風味。
その個性を最大限に活かすべく試行錯誤を重ねて辿りついたのが、
「ウィスキー樽の中で茶葉を熟成させること」でした。
樽の中で、ゆっくりと熟成されていく紅茶。
歳月がもたらしたのは、芳醇でまろやかな口あたりです。
ウィスキー樽がもたらしたのは、絶妙なる甘みと香ばしさです。
世の中には、時間をかけないと、生み出せないものがある。
その特別な紅茶の名前は、『THE CASK AGING』
日々の忙しさを忘れて、ゆっくり味わってほしい紅茶です。
東急ハンズの店頭に並んだ時に、飲むシーンが伝わるビジュアルに。
商品が並ぶ場所はリアルな店舗である、東急ハンズだということで、様々な商品が並ぶ棚の中にあっても『THE CASK AGING』の世界観を伝えることを意識して進めていきました。
商品のビジュアル撮影では、ネーミングやパッケージではあえて表に出さなかった紅茶であることや、飲んで欲しいターゲットに飲んでいるシーンや時間の過ごし方をイメージしてもらうことを構想の中心におきました。
完成したビジュアルがこちらです。
商品だけを見ると、シックで男性らしさも想起させるパッケージなので、撮影ではバックをグリーンにし、写真内に女性が映り込むことで柔らかい印象を演出しています。
また、購入後にSNSでシェアをしてもらう際に真似してもらえるように、パッケージを立てるカットと、机に置いた真上からのカットを撮影しています。
そして、満を時して6月4日から、東京都内4店舗とハンズネットで販売を開始したところ、販売開始前から大きな反響をいただくことができました。
ついに、7月10日より関西にも上陸します!
販売開始から即完となったため、生産体制を整え、東京では、新宿店 2F・池袋店 3F・銀座店 8F・NewStore by TOKYU HANDS、関西では、梅田店 12F、ハンズネットにて販売を再開させていただくことになりました。
販売日 :7月10日(土)
販売場所:
東急ハンズ 新宿店 2F / 池袋店 3F / 銀座店 8F / 梅田店 12F
(期間中、展開フロアが異なる可能性もございます)
NewStore by TOKYU HANDS(NewsPicksGINZA内)東急プラザ銀座7F
ハンズネット(https://hands.net/goods/2430006072257/)
商品名 :THE CASK AGING
価格 :1,296円(税込)
ぜひ、たくさんの方のお手元に届きますよう願っております。
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