自称日本一詳しいSinytra Connector解説 ~夢のForgeとFabricの共存~
くうねこです
こないだ予告した通りForgeとFabricの垣根を超える革命的なmodの解説です
動作が安定してきたので満を持して解説します
できてから半年ちょいとはとは思えないダウンロード数を誇るmodです
刮目せよ
注意点
このmodは新しいmodなので高い頻度でアップデートが行われています。この記事の情報の正確性は保証いたしません
あとは毎度のことですがmod導入は自己責任で
ForgeとFabric
そもそもForgeとFabricって何なんだってところから解説します
わかる人はすっ飛ばしてください
Forgeってのはマイクラのmodを入れるための前提となる「MODローダー」と呼ばれるもので、古くから存在するmodローダーです
古くからある分多くのmodがForge対応で制作されています
対するFabricは比較的新しめのmodローダーで、SodiumやIrisなど、革命的に軽量なmodがあります
どちらも一長一短でいいところも、悪いところもあるのですが、昔から
「ForgeとFabricを同時に導入してmodを使うことはできない」
というものが常識でした
しかし最近そんな常識を壊すmodが登場してきたのです
Sinytra Connector
そのmodの名は「Sinytra Connector」、タイトルでネタバレしちゃいました
Forgeのmodです
何をするの?
Sinytra Connectorを使えば、Forgeのmodフォルダーに入れるだけでなんとFabricmodも使用できるようになっちゃうんです!
これはつまりForgeでの優秀なmodとFabricでの優秀なmodを同時に使えるということなのです。本当にとんでもない
逆にFabricにForge modを導入したいよ!って人へ
別記事でSinytraの逆版を紹介しています
ぜひぜひ
導入環境
詳しいことを語る前に前提modや導入の際の注意点について書かせてください
まずmodローダーはForgeです。FabricにForgemodを入れる目的での使用はできません
modのダウンロードはmodrinthでもcurseforgeでも大丈夫です。好きな方を選択してください。おすすめはmodrinthです。軽いし情報量が多いのでね
そして重要なのが、バージョンは1.20.1限定だということです。古いバージョンでは使えないので注意ですが、それでも黄昏の森やQuarkにも1.20.1版があるなど意外に対応modは多いです
依存関係ですが2つあります
まず1つがForgified Fabric APIです
FabricAPIという多くのFabricmodの前提modとなっているmodを作者がForge用にフォークしたもので、これを入れることでFabricAPIを導入する必要がなくなります
Forgified Fabric APIは必須です
次にConnector Extrasです
これはSinytra Connector単体で対応しきれていない部分をカバーするアドオンみたいなものです
必須では無いですが迷うなら入れましょう、対応modが増えます
両者ともにmodrinthやcurseforgeでダウンロード出来るようです
競合と対策
万能に見えるmodですがゴリ押しでmodを入れている都合上どうしても競合は発生します
まず1つがSodium&IrisとOptiFineです
大手軽量化modやシェーダーmodが使えなくなるということで、諦める方多いかもしれませんが実はこれ大した問題ではありません
ネット上ではシェーダーは使えないという見解の方も多くいらっしゃいますが実はそうではありません
EmbeddiumとOculusというmodを使用することで軽量化しながらシェーダーも使えます
このmodについては前回詳しく紹介したのでどうぞ(ここでOculusを出したかったから紹介したまである)
さらにAmecsも競合します。(一応入れられるが検索しようとするとクラッシュする)こちらも上記の記事で扱っていますね
簡単に説明するとキー割り当ての設定画面に検索機能を付けるmodです
対策としては似た機能を持つControllingというmodを入れるといいでしょう
また、Fabric側だけでなくForge側にもあまり多くは無いですが競合が存在します
CITResewnも使えませんがForge CITで代用できるようです。
Malilibという前提modが競合を起こすのでMalilibを使用したmodは使用できません。
これに関してMalilib側で対応する予定はないとの事ですので、しばらくは使えなさそうですね…潔く諦めましょう
その他にも競合するmodはあると思われます、各自で入れてみたり外したりして確かめてください
githubや公式discordにも競合の問い合わせが多く寄せられているのでそちらを確認しても良いでしょう。
私はプリズムランチャーを愛用しているのですが、ログという機能がありどのmodがエラーを起こしている可能性があるのかが表示されるのでプリズムランチャーユーザーの方はログを見てみるといいでしょう
活用例
実践編です
実際に私が使ってみてよかった使い方をご紹介します
おすすめなのは最適化と描画を強化する使い方です
「Forgeで遊びたいmodがあるけれど、OptiFineでは軽量化が物足りないし、EmbeddiumとOculusだと一部のリソースパックが使えないから気が進まない」
というような場合、従来では諦めて重くて競合の多いOptiFineを選ぶか、リソースパックを犠牲にするかの択だったのですが
Sinytra Connectorを活用することでEmbeddiumとOculusに
Krypton(ネットワークの最適化)
purpurclient(バグの修正、その他最適化)
などなど最適化処理や複雑なリソースパックに対応させるというmodたちを
本家Sodiumのお膝元であるFabricからもってこれるわけです
前回の記事にてEmbeddiumの「他のMODが充実していないという欠点」について繰り返し言及しましたが、その欠点をほぼ完璧に補完することが出来るのです
他にもLanguage ReloadやZoomifyなどのFabricにしかない便利modをForgeに対応させるの使い方もオススメです
Sinytra Connectorは自由度が高いこともあって使い方は無限大です
ぜひ自分の使い方を見つけてください
今後の展開
斬新なmodなだけに、これからどう動くのか予想がつきませんね
ですが、対応modが増えたりする可能性は高いでしょうし
将来的にはmodのダウンロードページにあるようにmod開発者が2つのMODローダーに対応させるという労力をかけなくて済むようになるかもしれません
今後の動向に期待ですね
まとめ
いかがでしたでしょうか
ForgeとFabricを共存させるという誰もが1回は夢見たであろうことを実現させるmodができたという話でした
公開開始から半年が経ち、対応modも現在進行形で増加しています
是非是非自分の使い方を見つけてください
いいmodライフを!
余談
1つのmodを紹介するだけなのに熱がこもりすぎて長文になってしまいました…
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます お疲れ様です
今回紹介したSinytra Connectorを使ってLanguage Reloadなど入れつつQuarkや黄昏の森で遊びましたのでそちらの写真で締めようと思います
どうもありがとう!
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新着情報
新しい情報が出てくると思うので大きな情報が出てきたらコメントや新しい記事でお知らせするかもです
私もすべてを把握してるわけではないのでみなさんコメントで情報共有しましょう!
じゃね