Triple Face-トリプルフェイス-
三つの顔を持つ人って、かっこいいと思ってきました。
それぞれの仕事や役割はバラバラに見えるけど、でも根っこにはまっすぐな意志があって。
私もそうなりたい、と憧れました。
でも、現実はなかなか難しかったです。
他の人より体調不良の私ができることは限られていて、
まずは「私」自身を何とかしないといけなくて。
「私には無理なのかなぁ」
そう思いかけた時でした。
♪〜お父さん お父さん 僕のお父さん〜♪
そんな歌が蘇って来ました。
ピタゴラスイッチで昔歌われていたもので、
「お父さん」は場所によっていろんな役割に変わるというものでした。
職場へ行ったら、会社員。
歯医者さんへ行ったら、患者さん。
道を歩いていたら、通行人。
今となってはうろ覚えですが、どんどん変わっていく「お父さん」の立場が新鮮に見えたのを覚えています。
それと同じで、私はすでにトリプルフェイス、いや、百の顔すら持っているのかもしれないと思いました。
私だけでなく、世界中の人が、そうなのだとしたら。
何だか最強に思えてきました。
誰もがいろんな顔を持っていて、全てを私に見せているのではない。
そして、私には難しいことが、別の顔を持つ人には簡単なことなのかもしれない。
一人で抱え込むのではなく、みんなで助け合う。
自分が見えているものだけにとらわれず、他の見方もできないか考える。
当たり前のことのようで、なかなかできていない私。
それでも、まずは自分の持つ顔について深掘りして、やがてゆっくりと周りを見れるようになったらいいなと思います。
……でも、「書く」ことに関するトリプルフェイスとしていずれは認知されたいな、という気持ちは、まだまだあるんですけどね。
なんのはなしですか。
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