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雨のイルミネーション。

仕事帰りに用事があって、バスに乗ったときのことです。
ふと、フロントガラスを見て、
「あれっ」と、思いました。
(クリスマスの飾りなんて、ついてたっけ?)
よくよく見ると、違いました。
窓ガラスについた雨粒に、
信号や街の明かりが反射して、
イルミネーションみたいに見えていたのです。

ガラスに輝く夜の雨粒。
小さい頃から大好きな情景だったはずなのに、
大人になっていくうちに、
いつしか忘れてしまっていました。

まっさらな子供だった頃のほうが、
世界がすてきに見えていたのは、
目に映る全てがはじめてで、
ワクワクしていたからかもしれません。

今日の「なんのはなしですか」は、
時には幼い頃に戻って
心が感じるままに、
新鮮な気持ちで世界を見たいな、
と思ったできごとでした。


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朝日みう
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