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共催セミナー「リモートワーク・マネジメントのヒント」開催レポート第1弾
こちらの記事でもお知らせした「リモートワーク・マネジメントのヒント」(2回シリーズ)の第1回を9/17(木)に開催しました。第2回は10/1(木)19時からです。まだ定員に余裕がありますのでご興味のある方はお申込みページからお申込みください。
第1回の内容と様子
何回か共催セミナーはやってきましたが、今年は特にコロナ禍で職場が急変した現状やこれからのマネジメントについて、参加者からもお話を伺いながら私たちもヒントを見出していきたいという思いから企画したセミナーです。
仕事がひと段落ついたであろう夜の開催で、こじんまりと話をしました。
以前から私たちのnote「リモートワーク時代のマネジメントを考えるコミュニティ」を読んでくれていた方や最近フォロワーになってくれた方にじかにお会いできたのはうれしかったです。
はじめにスコラ・コンサルトから
最初に、コロナ禍やオンライン化の加速という環境におけるマネージャーとしての困りごとを聞いてみたよう、ということで参加者にアンケートをしました。こんな項目と結果です。
やはり、チームの状況把握やちょっとした相談がお互いしづらく、部下の心理状態にも影響が出ていることがわかりました。さすがに、最後の項目「ウェブ会議の上座問題」は0人でしたが、ネット記事でよく見るあの噂は都市伝説なのでしょうか。
生産的になったと回答した人に「具体的にどういうこと?」と質問が出たことからさっそく参加者間の意見交換となりました。“職種によっては集中する時間がとれて効率的” “遠距離でも交流できるなど新しい組み合わせの交流が増えた”といった意見がありました。
続いて、次のようにリモートワーク問題を整理し、結果として表面に現れる問題よりも根本にある信頼基盤の大事さについて話が展開されました。
来年から信頼貯金がない状態で1on1を始めるマネージャーの方の不安に応えるヒントとして、スコラ・コンサルトが社内で実際にやっている「全員面談」(入社時に全社員と1対1で各1時間以上語る)の効果や、クライアント企業のチームビルディングでやっている幼少期の写真を使ったトークの話が紹介されました。”これ本当に部長ですか!”と、今とはかけ離れた若き日の部長が映る1枚の写真でトークが盛り上がるのだそう。
突飛なようでいて実は人となりや価値観を知り信頼関係を築く第一歩になる秘訣かもしれません。
次にサイボウズチームワーク総研から
日頃から、マネージャーが気をつけていることは2つあるのだそう。それは「ざつだんの活用」と「情報の共有」。
「ざつだん」は2005年ごろからはじめて今では常態化した、上司と部下のゆるやかな雑談の場。
活かし方は人それぞれ。おもには、リーダーはメンバーの状況を把握できたり、メンバーはわかってもらえた感を持てたり。お互いに悩みを抱え込まずに助け合いやすくなる効果が生まれているといいます。
情報の共有については、
一般論として、昔は情報は一部の人が握るのが当たり前で持っている人が権威をもったが、 今は自分に情報が届かないと不満を抱く時代になった、という時代環境の説明があったあと、サイボウズでは経営情報などを縦系統に情報伝達するのではなく、グループウェアで全社公開し決定プロセスを見えるようにしているという実例の紹介がありました。
また、そういった仕事の情報だけでなく、個人のちょっとした感情面をオンライン上でも気軽に発信したり、受け入れる雰囲気もあるようです。かといって、そういうのが苦手な人がいることも認められているし、各自の得意なスタイルでコミュニケーションをとればよいと尊重されている感じがあります。
このようにして社内に生まれる多量の情報を進んでキャッチしに行ったり自分からオープンに情報発信するマネージャー像については、note「全社員が完全リモートワーク、その時サイボウズはどう乗り越えた?」からもうかがい知ることができます。
情報提供あり、双方向のやりとりありで、あっという間に90分が経ちました。もっと話したい、聴きたいという感じで終わりました。
いただいた感想の一部をご紹介します。
❝ リモート下でのマネジメントについて、自分や会社でできていること・できていないことが、整理して考えられました。部下の得意なコミュニケーションの取り方を知る、という観点はこれまでなく、新たな気づきをいただきました ❞
❝ やはり信頼関係を深めるにつきるのだなと感じました。そのためには会社の理念や哲学が揺るぎないものでなければならないですし、会社の理念に基づいた部署内でのリアル理念というか。。 日々に落とし込んだところを明確にし共有していけるようにしたい ❞
第2回もありますのでお楽しみに! 詳しくはお申込みページまで。