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なぜ今、企業はAIを導入しているのか?:業務でのAIの活用事例をご紹介

はじめに

今やどこに行っても耳にする「AI」。実際に、ITWorld/CIOで調査した2023年の韓国企業のAIの導入現況によりますと、既に約41%の企業がAI技術を導入していると発表されています。

企業は開発、セキュリティなどのIT技術と直結した業務から顧客サービス、マーケティング、財務・会計など様々な業務をAIにより変革しています。
本記事では、業務の自動化、データ活用、クリエイティブの3つの観点から、企業が業務にAIを導入している理由を解説しています。

1. 業務の自動化

韓国経営者総協会で調査した「主要企業のAI導入の現状及び認識調査の結果」によると、導入した企業(導入予定の企業を含む)の約85%が「業務時間が短縮された」あるいは「短縮されると思う」と回答しました。これは、AIが業務の効率を上昇させているという確実な指標です。

AIによる業務自動化

生成型AIを導入するだけでも、様々な分野の業務での時間短縮を図れます。まずは書類や電子メールの作成や、長い内容の書類を効率的に要約する時に利用出来ます。

また、AIチャットボットの導入で日々繰り返される顧客応接時間を削減できます。簡単な問い合わせの場合はチャットボットでも解決できるのです。

さらには、生産管理の自動化も実現されます。学習されたAIモデルで不良品やエラーを検出し、品質管理の時間を大幅にカットすることができます。

2. データ活用

業務を行っていく上で、データの活用は欠かせない領域となっています。データの収集、そして分析していく過程で、どのようにAIを活用すればいいのでしょうか。

データの収集

データを分析するために、まずは純度の高いデータを抽出しなければなりません。例えば、PythonのBeautifulSoupやScrapyなどのライブラリを用いて、特定のWebページからテキスト、画像、リンクなど様々なデータを抽出することが出来ます。

ですが、すべての従業員がPythonを使えるわけではありませんよね。
そこで、ChatGPTなどのAIツールを活用することで、非エンジニアでも簡単にコードを生成することができます。もちろん、生成したコードをそのまま使うことはできませんが、簡単なPython知識を学ぶだけでコードが書けるため、気軽に始めやすいのが特徴です。

さらに、AIツールとの融合による自然言語処理では、顧客レビューから肯定的または否定的な内容を判断して抽出したり、ニュース記事からキーワードを取り出すことも可能です。

最近では、コードを書かなくてもWeb上の情報を取得できるようなAIツールも出てきています。

AIを活用したデータ収集・分析

データの分析

AIはデータを迅速に分析し、それに基づいて根拠のあるインサイトを引き出すためには欠かせない技術になってきています。様々なプロセスを自動化し、より深い分析を行うことが出来るというのが、その理由です。
一例として、ChatGPTを用いてExcelデータを分析し、インサイトを導き出すことが出来ます。

また、Googleの機械学習フレームワーク「TensorFlow」を活用すると、大量のデータを分析し、複雑なパターンや推移の識別が可能です。Tableauなどのデータ視覚化及び分析ツールは、データを視覚的に確認し、その過程で新たなインサイト得ることにも役立ちます。

このように、AIを用いたデータ抽出および分析を行うと、データリテラシー能力も自然に向上します。AIを経た視覚的データ及びインサイトなどは、データの理解と活用に役立つのです。

3. クリエイティブ

AIは上記のような業務のみでなく、クリエイティブな業務でも役立ちます。
実際に、AIに質問してみると、普段考えもしなかった内容を提示したり、提供されたデータを基に合理的なプランを提示することもあります。

また、ChatGPTやMidjourneyなどの生成型AIを用いると、様々なコンテンツを作り出せます。広告のキャッチコピーの作成やマーケティングで使用する様々な画像の制作がその例です。頭の中のイメージを具現化し、さらには普段思いもつかないようなアイデアと掛け合わせることができます。

このイメージも生成AIで作成しています。

Founderpalはペルソナを生成するAIツールです。プロダクトのターゲット、人数、レベルなどを入力すると自動的にペルソナが生成されます。AIのおかげで、サービスを受けるであろう具体的な顧客のペルソナを作り上げることが出来るのです。

AIで生成したコンテンツに限らない話ではありますが、コンテンツの使用には著作権などに注意する必要があるので、企業内での教育が必須となってきます。

スパルタ式のAI教育

スパルタでは、企業で導入しているAIツールに合わせて、基本的なAIツールの使用方法から、AIを活用した業務改善までを学べるカリキュラムを提供しています。

「AIは導入したけどなかなか使えていない、、」「AIを使って単純業務を効率化したい、、」など、業務におけるAI活用についてお悩みがございましたら、ぜひ一度お問合せください。


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