これまでとこれからと。ここから始まる第一歩~じぶんはたらき方講座2022発表会~
12月3日(土)じぶんはたらき方講座2022の発表会を開催しました。全4回の講義を経て、改めてこれまでの自分史を振り返りながら、未来への一歩を発表する場。これまでとこれからが前向きにつながって、自分のありたい姿と一致させていく。そういう決意がたくさん見られる発表でした。
また、受講生へのサプライズとして、グラフィックデザイナーの江村康子さんにひとりひとりの発表をグラフィックレコーディングでまとめていただき、プレゼント!自分の似顔絵や思いが、ポストカード一枚にカラフルにまとめられていて「記念になりました」という声も。
今回のレポートは、講座事務局(ITサポート担当)の渡辺祥汰さん(しょっぴー)が書いています。
普段は学童運営に携わる渡辺さんは、20代の独身男性。子どもたちとは日常的に関わっていても、その母である子育て中の女性が何を考え、どんなふうに子育てやはたらくことを描いていこうとしているのか。そういう思いに触れたのは初めてだったと言います。そんな渡辺さんが感じたこと、そしてそこからうまれた行動についても書かれています。
writer 渡辺祥汰
12月3日(土)じぶんはたらき方講座2022の発表会が開催されました。
オンラインでの4回の講座が終了して、オフラインでは初めての顔合わせです。緊張気味で設営をして受講生の皆さんを待っていると…僕の心配は杞憂に終わりました。
受講生の皆さんはまるで旧友と久しぶりに会う和やかな雰囲気に。受講生の発表がスタートしました!
発表会の内容はこちら。
自分史働くことに対する価値観
ビジネスモデルキャンバス
はたらき方講座で学んだこと/きづいたこと
はじめの一歩
受講生のこれから
これまでの講座で、子育てに対する苦悩も葛藤も、自分のはたらき方を見つめ直していくプロセスを経てきました。
発表する受講生の姿はみんな輝いています。これから新しい一歩を踏み出していく決意とそれぞれの想いが伝わり涙腺崩壊しそうな時も。
受講生の発表を通して気づいたことがあります。それは、中心には家族がいて、自分も家族の将来を大切に生活していきたい。そんな素敵な想いがあることです。
母は強し。その言葉の重みを胸に刻みながら、それぞれの発表を見ることができました!
全員の発表を終えたころで、一人ずつコメントを記入したふせんの交換タイムです。これまでの想いとカメラ越しに映る受講生の笑顔が素敵ですね。この講座の皆さんの満足度は言わずもがな伝わってきました。
しょっぴーの成果とこれから
じぶんはたらき方講座2022を通して、自分の成果とこれからについてこの場をお借りしてお伝えします。
今年の春から学童の先生として働いております。仕事の中で『子どもとちゃんと向き合える』ことができているのだろうか?そんな課題を感じていました。
それは、夏休みの間子どもたちとずっと一緒に生活をしていたころ。寝る前に幻聴が聴こえるようになり、初めて自分にストレスがかかっていることを自覚しました。
正直、自分のストレスを子どものせいにして、仕事も逃げ出したくなり上司に相談して少しの間お休みもいただきました。
職場に復帰したころ、子どもに対して自分自身が素直な気持ちで向き合える自信はありませんでした。そんな時にこの講座で運営として参加させていただく機会を頂きました。
この講座を通して大きく変わったことが2つあります。
1つは、学童の仕事への向き合い方。特に『子どもとの向き合い方』と『自分自身の価値観』です。
仕事では、親御さんと話す機会が増えました。今までは、子どもの活動報告を淡々と伝えていました。
受講者の子育てに対する想いを知り、少しの時間でも子育ての一端を担う立場として。自分の仕事に誇りを持ち、最初に持っていた子育てに対する、自信を持とうという傲慢な姿勢も変わっていきました。
自分一人で子どもの成長に悩むのではなく、一人一人の家族の背景を想い、大切な子どもの成長を共に見守っていく。
パートナーとして親御さんと一緒に悩み、子どもと一緒に成長できるやりがいを日々の生活で実感しています。
もう1つは、将来の子育てへの価値観です。
僕自身は結婚に懐疑的でした。それは、周りの友人や先輩の姿を見ていたからです。多くの人が口を揃えて大変だと話し、実際に辛そうでした。
巷に流れる、ありふれたネットニュースにも踊られて、なんか大変なものなんだと。漠然とイメージをしていました。
ただ、男性側の視点でずっと悩みを聞いていたので、今回の受講生の想いや話を聞いてはっとしました。
女性側の視点にたって、結婚も子育ても考えられていたのだろうか?当事者になってから考える前に知ることができました。
結婚する前に、受講生の子育ての想いを聞けたことで、互いにちゃんと寄り添えて一緒に子育てができる環境を作りたい。そんな結婚と子育てへの価値観は変わってきました。
最後にこの発表会を終えて
久しぶりに母に連絡してみました。
『東京から田舎に出て、周りに知り合いもいない状況で、実家の仕事も手伝いながら、兄弟3人を育ててくれて、当時は反発もしたけど、色々とありがとうね。』
そう母に伝えると、
『まあ順番みたいなもんだから。次は任せたよ。』
かっこいい大人に近づいていきたい、帰り道は将来のことを考えていました。
学童での子どもたちの子育ての一端を担う大人として。また将来自分が子育てをする前に、講座を受けることができて本当に良かったです!
まちの広告や team OHAYASHI(チームオハヤシ)です。すてきなデザインやことばで、まつりばやしのように、この街で活動するあらゆるひとたちを盛り立てていきたいと思っています。