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#076 『品質』娘に贈る99の言葉

品質を大切にしたい。
中身あってこその外見だと思っているけれど、違うってことを最近痛感している。

中身は確かに大切だ。性能が悪ければどんな良い外見でも、いずれニーズは減っていく。
だけど、どんなに中身が素晴らしくても、それを外見で表現されていないものは品質が良いとは言わないなって感じはじめている。
中身をイメージさせる外見は必要なことなんだと思う。

私は車の中身を自分で見ることはない。見るのは、外装と内装だけで、実際にエンジンを見ることはない。
ボンネットを開けた経験なんて5回くらい。バッテリーが上がった時くらいだ。

中身の部分はよく分かっていないけれど、外装から信頼できるかどうかを連想したり、パンフレットやバイヤーさんの説明で判断する。

その車の品質なんてたいして見れていないわけだ。

私が知っている品質なんて、表面的なものかもしれない。

なのに、私は私の品質を低く見る人に苛立ちを感じて生きてきた。
私の品質は確かなんだから見る人が見れば分かってもらえるくらいの上から目線で、伝えることをしてこなかった。

でもね、私自身、命を預ける車でさえ仕組みも性能もさほど理解せずに利用しているくらいなんだから、伝える努力もしていない私の品質なんて分かってもらえなくてあたりまえだと気付いた。

私は、その努力ができていなかったんだと反省した。

品質を良くすることは大切だ。
つまり中身を磨くことも大切だ。
それと同じくらい、外見を磨くこともたいせつなんだと思う。

自社のこだわりぬいた性能があってこそ品質に誇りが持てるが、それを表現してこそ外見で伝えてこそ品質が良いといえるのではないだろうか。

これからはもっと、品質を上げていきたい。
関わる人の品質向上にも関わっていきたい。

長く愛される商品は常にアップデートして品質を磨いていると思う。
そういうところを私も見習っていきたい。

2023.12.24
ばたち

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