#059 『苦手』 娘に贈る99の言葉
苦手は大きく分けて2つの使い道がある。
一つは、人を巻き込むことに使えること。
もう一つは、自分の成長を楽しめることだ。
苦手を本当に克服した方がいいのか?という議論はよく聞くが、克服してもしなくてもいいというのが私の結論だ。
プラスして『苦手は大いに使い道があるから使ってみたらいいよ。』とも言っておきたい。
もう少し説明すると、
一つ目の『人を巻き込む』ことに使えるというのは、圧倒的な苦手を持っているところを人は助けやすいという点だ。
人は一人でできている事をわざわざ助けにはいかないものだ。
相手が苦手としていてうまく出来ないと知った時、相手の苦手なものが自分の得意だった場合に助けたくなるのではないか。
しかも喜んで助けたくなる人は多い。
私も、私の得意なことで喜んでもらえるならば進んで助けに行ってしまう。
だから、苦手な部分は得意な誰かに助けて貰えばいいのだ。
苦手な部分をちゃんと伝えてくれる人を、つい人は助けたくなるのだ。
圧倒的な苦手の部分は、圧倒的得意な人がハマりに来てくれる。
まるでパズルのピースがはまるようにデコとボコが引き寄せ合うのだ。
だから、苦手は克服しないほうが、人と繋がれるかもしれない。
特にチームを作りたい人は、得意と苦手の両方をしっかり持っておくことが大事になるだろう。
チームはデコとボコが合わさって強いチームが作れるもんね。
二つ目の『自分の成長を楽しめる』については、苦手に向き合うことは辛いだけではないということだ。
苦手には、不得意、嫌い、やったことがない、など、いろんな意味がある。
不得意や嫌いの苦手はそうそう楽しめるものではないかもしれないが、やったことがないものについては、本当に苦手なのかは実のところは分からない。やってないから苦手だと思っているだけかもしれないのだ。
苦手なことでもクリアできた時に喜びってあると思う。
だから、やったことがないだけなら試してみるのもいいよね。
苦手なことができるようになるって、やれることが増えて世界が広がることでもある。
自分がプラスに変化するって結構楽しい。
全部の苦手をできるようにしようなんて思わなくていい。
伸びしろを楽しめそうだったら、その苦手には向き合ってもいいかもね。
自分の成長を実感できる機会は苦手を克服できた時にもあると思うから。
自分の苦手な部分を見て落ち込む時もあるかもしれない。
だけど、苦手な部分が自分を支えてくれる時もある。
苦手を武器にするか、お荷物にするかは私(自分)にかかっているみたいよ。
2023.12.7
ばたち
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