#039 『観察』娘に贈る99の言葉
初めて来た美容院の待ち時間で今これを書いている。
どうやらこの感じだとかなり時間がかかりそうだ。
私は今日時間に余裕があるから、イライラもせずにゆっくり待っている。
他のお客様と美容師さんが話す話をコッソリ聞いていると、初めて来たのにいろんな情報を知ることができる。
美容院さんの軽い経歴や思いを知ることができて、髪を切ってもらう前から親近感がわく。
待ち時間も悪くないね。
こんなふうに、いつも何かを観察している。
興味津々に観察しすぎて、よく「見定められている」って勘違いされてしまう。
(ガン見しすぎなのかもしれない。)
これは私の勝手な持論なのだが、本で学ぶより日常の目の前でおきていることに学びは多いと思う。
日常におきていることは、いつもクイズのように出題されている。
道に落ちている片方だけの手袋を見かけたとする。
そんな時、「この手袋はあなたに何を教えてくれているでしょうか?」と、脳内でいきなりクイズ大会が開かれる。
手袋を観察して、その手袋をはめていた人のことを想像したり、片方だけだった理由を考えたりして一つの答えを導き出すために観察する。
『妄想クイズごっこ』を一人で遊んでいる。
これが意外と面白い。
あれこれ妄想していると、その手袋一つで短編小説かけるくらいに話が広がる。
たった一つの手袋だけでも、かなりの生きるヒントが書かれていて楽しい。
観察を真面目に考える人もいるだろうが、私の観察力は、この妄想ごっこで鍛えられ、それが今の仕事に活かされている。
まるで私は子どものまま大人になったみたいに、好奇心を忘れないでいる。
知りたい気持ちが観察力を鍛える。
興味のないものにしっかり観察なんかできないから、観察力を鍛えたいなら、目の前のことにワクワクすることから始めるのもいいかもね。
誰か、私と妄想クイズをやってくれないだろうか。
妄想クイズ飲み会とか楽しそうだな。
2023.11.17
ばたち
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