#057 『生活水準』 娘に贈る99の言葉
人生のほとんどにルールや制限がある。
日本で生きるということは日本のルールに従うことだと思うし、人と生きていくために、家族・地域・夫婦などのルールの中で生きていくことになる。
買い物する時は、自分の決めた制限を設け、その範囲内で買えるものを選ぶように、何かしらの制限を自分で設けることがあるだろう。
ルールや制限を、自分も含めた誰かが決めて、その範囲内で生きていくことで、人は繁栄し続けることができたのだと思う。
私も制限の範囲内で生きている。
ルールもほぼ守って生きていると思う。
制限を窮屈だと思う人もいるだろうが、実はある程度の制限がある方が自由を感じやすいような気がしている。
本当に何のルールも制限もなく生きていいと言われたら、途端に動けなくなる人も多いだろう。少なくとも私はある程度の制限の中で生きていくほうが安心して暮らせると思っている。
最近、私は老後のことをよく考えている。
命尽きる時まで幸せを感じながら生きていたいから、ありとあらゆる戦略を練り、今できる対策をコツコツと積み重ねている。
その時に必ず見直す項目が、生活水準だ。
生活水準は生きるために必要な基盤になるので、細かく見直すことが多い。
そのおかげもあって、私は今の生活水準に十分満足しているし、これ以上上げることなく、これからも、この範囲内で自由に楽しみたいと思っている。
今の生活水準を維持するという制限を自分で課し、その範囲の中でどれだけ生活の満足度を更新できるかを実験しているというわけだ。
生活水準を上げないとは、生活費を上げないということ。
予算の範囲内で工夫して日々の生活の満足度を上げていくことに日々挑戦している。
生活水準は人それぞれだ。
贅沢な暮らしをしたいと思う人もいるだろうし、もっと慎ましく生活したい人もいるだろう。
何が正解かはないと思う。
私が今の生活水準を維持することに決めたのは、今も老後もこれからずっと満足して暮らしたいからなのだ。
この先もっとお金が入れば、さらにゆとりがある生活はできるだろう。
でも、逆に、お金が入らなくなり、生活水準を落とさなければならないかもしれない。
もっと良くなる可能性も、今より悪くなる可能性も両方ある未来になりそうだ。
どんな未来になっても、幸せを感じて暮らしていけるように、ありとあらゆる想定をして、今できる限りの対策をする。
私は、未来の自分が幸せに暮らせるように、今のうちから考え、対策をすることを選択した。
取り越し苦労だったらそれでいい。でも、今想像しているようなことが実際に起きてしまって、何の対策も練っていないことで後悔することだけはしたくない。
私は未来の自分のために、今からできることをコツコツとやっていく。
しかも、楽しみながらやっていく。
未来の自分のために、今の自分を犠牲にはしない。
今の自分のためにもなって、未来の自分のためにもなるために、生活水準を維持したまま、生活に工夫を取り入れ楽しみながら生きることに決めたのだ。
日々実験しながら生活していて面白い。
生活は工夫次第で何倍も楽しいものにできる。
生活が持つポテンシャルに驚かされるばかりです。
2023.12.5
ばたち
音声はこちらからお聞きいただけます↓↓↓
https://stand.fm/episodes/656f25568c2c2f8db287dea3
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?