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#040 『コンプレックス』 娘に贈る99の言葉

私には自分にも人にも隠せないコンプレックスがある。
それは太っているということだ。

何も原因がなくて太っているのではない。
充分に心あたりがある。

おそらく生まれ持った体質と気質が関係している。
太りやすい体質かつ怠けもの気質で生まれてきた。
そして、ストレスを心に溜め込まないために、食を利用してきた。

太る原因があるので自業自得だとも思っている。

分かっているのに痩せられない。
そんな自分がずっとコンプレックスだった。
今でもまだコンプレックスとして存在している。

ただ、コンプレックスへの見方は大きく変わった。

隠せない自分のコンプレックスが昔はすごく嫌だったが、今は目に見えるコンプレックスで良かったと思っている。

最近、私はコンプレックスのある私のまま自分を愛おしく思えるようになった。ダメな自分も情けない自分も全てが必要で、その全てがあったから、今の私がいるのだと思っている。

今までの自分がその時に一番最適な選択をしてくれたからこそ今があると思っている。

「あの時頑張ってくれたから。」と、思うのと同じくらい、「あの時怠けてくれたから。」と、ダメダメな部分が私を救ってくれた時があったと思っている。

人間はちゃんと賢くて、自分を守る方法をちゃんと知っていると思っている。
だから、私は良い自分だけではなくダメな自分にも救われていたのだと思う。

コンプレックスを持ったまま生きる時、自分にも他の人にも知られることのない見えないコンプレックスに悩んでいる人を見かける。

周りからはコンプレックスを感じているように思われないし、自分でも自身のコンプレックスを認めようとしないことでおきる言動矛盾を数々見てきた。

私のコンプレックスは、自分にも周りにもハッキリ見えている分、隠せなくて辛い面もたくさんあるけれど、隠せないからこそ向き合うことができる。

コンプレックスと向き合えているからこそ、私は自分の心に正直に生きられているように思う。

多分、コンプレックスを人に隠せたなら、私は一生、どんな手を使っても隠したいと思ってしまう気がする。

私の気質を見抜いていて、天は私に見えるコンプレックスを与えたのだろう。

私はコンプレックスを克服するつもりはない。
コンプレックスは私にとって必要な存在だ。

だから、私はコンプレックスと向き合い活かしたいと思っている。
コンプレックスと仲良くなる作戦だ

何を言ってるんでしょうか?と思われると思う。
ただ、これ位以上は言葉では説明できないと思うので、体現してみます。

ちょっと時間かかるので、お時間ください。
コンプレックスは敵ではなく味方だから、一緒に人生楽しむつもりです。


2023.11.18
ばたち


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