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#093 『怪獣』 娘に贈る99の言葉

自分の中に怪獣がいる感覚ってある?
私はある。

常に、誰とも交わらない感覚に気付いた時、自分を怪獣だと思ってしまう。

仮に名前をばたち怪獣と名付けよう。
ばたち怪獣は常に理解者を求めている寂しがり屋だ。

誰かと仲良くしたいのだけど、近寄ると相手を潰してしまうのではないかと怖がる。
力加減が分からない。
だからばたち怪獣は人の前では自分らしくはいられない。
いつも相手を傷つけてしまわないか?そればかりを考えている。

でも本当は、気ままに遊びたいだけなのだ。
ばたち怪獣のまま遊ぶことを夢見てる。

だけど、ちょっと油断して自分を出そうものなら相手を傷つけてしまう。
本当に傷つけているのかは確認できていないけれど、相手を傷つけてしまったと感じているのだ。

だから、ばたち怪獣の部分を隠して人と接している。
誰にも理解されないから、ばたち怪獣のまま生きてはいけないのだと決めつけて、自分を隠して暮らしていた。

でも、本当は怪獣のままの私と一緒に遊んで欲しいのだ。
本音は、ばたち怪獣を受け入れてほしいと思っている。
ばたち怪獣を出すことは怖いけれど、『ばたち怪獣』として外の世界に出る覚悟をした。

私自身、私の怪獣の部分しか知らない。
他の人にも怪獣の部分はありそうだけど、自分の怪獣しか知らない。
ばたち怪獣の恐ろしい部分も愚かな部分も知っているから人の前で出すのが怖い。
ただ、ばたち怪獣の純粋な部分や美しい部分があるのも知っているから、ばたち怪獣を見てほしい気持ちもあるのだ。

私がばたち怪獣となって人から怖がられるか、避けられるかは分からないけれど、やってみないと分からないことだから、やるしかないね。

怪獣とは、正体不明の生物、怪物だと書いてあった。

正体不明のものは誰もがこわいに決まってる。
知らないことを恐れるのは私も一緒だ。

一旦孤独になるかもしれない。
だけど、いつかばたち怪獣の面白さに気付いてくれる人がいるかもしれない。
受け入れてくれる人が出てくるかもしれない。

だから、私はばたち怪獣を世に出すよ。
ちょっぴりこわいけどね。
やってみんにゃー分からんし、どうせやるなら楽しむよ。

(訳わからん文章になってごめんなさい。ばたちのコッソリ決意表明でした。)

2024.1.8
ばたち

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