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映画『シンペイ 歌こそすべて』のロケ地マップを制作させていただきました

この度、信州上田フィルムコミッションさんからご依頼いただき、上田市を中心にロケが行われた映画『シンペイ歌こそすべて』ロケ地マップの制作を手掛けました。

この映画は長野県中野市出身の作曲家・中山晋平の生涯を描いた映画です。
中山晋平という名前がピンと来ない方も「シャボン玉」「てるてる坊主」「ゴンドラの唄」という曲は、聞いたことがあるのではないでしょうか。

中山晋平は明治に生まれ、大正・昭和を生き、今なお子どもから大人まで誰もが口ずさむ、童謡、歌謡曲、音頭、民謡など、さまざまなジャンルで約2000曲を残した作曲家です。

ロケ地マップを依頼してくださった信州上田フィルムコミッションさんとのご縁は、今年の6月、TEAMMATEが企画・運営で携わった「うえだ映画づくり教室」から。

中山晋平が生きた時代が感じられるロケ地マップにしたいと考えていた担当者さんが「うえだ映画づくり教室」のしおりを見て、雰囲気がピッタリだということで、声をかけてくださいましたいうことでお話をいただきました。

「うえだ映画づくり教室」のしおり 
photo by やぎかなこ(やぎとまちの記録室)

はじめにいただいたオーダーは「レトロかつ音楽記号を使用したデザイン」。
レトロかつ音楽……大正ロマンと歌をこよなく愛す筆者は、並々ならぬ熱量で臨みました。またサイズはD5、いわゆる全国版の新聞紙サイズということで、昔の新聞のようなデザインも取り入れようと考えました。

まず行ったのは資料集めです。
上田市内で開催されている小道具市などをめぐり、大正を中心に新聞やチラシ、看板、楽譜の表紙といった素材を集めてイメージを膨らませていきました。

上田市の蚤の市「261(にーろく市)」で見つけた資料たち
偶然、中山晋平と竹久夢二の「千曲小唄えはがき」に出会いました

そしてそのイメージを実際に形にしていきます。
レトロなデザインにしつつ、読みやすさを保てるように意見を出し合い、お客様と何度も調整を重ねていきました。

そうして、ついにロケ地マップが完成。

実際に印刷されると、新聞サイズのインパクトとテクスチャーがしっかり感じられる風合いたっぷりの紙と合わさって、思わず手に取りたくなるロケ地マップに仕上がりました。

完成したロケ地マップ表紙

上田市内以外にも長野県内各地の映画館や商業施設に配布されているとのこと。

担当者の方に「100人中100人に褒められるのでやりがいにもつながります」と言っていただけたことがとても嬉しかったです。

アリオ上田では「シンペイ 歌こそすべて」の特設ブースが設けられています
映画の公開が近づくにつれ特設ブースは拡大
キャスト・スタッフのコメントや相関図などが掲載されています
ロケ地マップも大きく印刷して掲出してくださっています!

映画は11月22日長野県先行公開、来年2025年1月10日に全国公開です。

ロケ地マップをも多くの方に手に取っていただき、歴史と情緒あふれるロケ地巡りを楽しんでいただけたら幸せです。

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