虹の橋のもうひとつ
動物達の中には様子の違う動物もいました。
彼らは誰にも愛されることのなかった動物です。
仲間達が再び、それぞれの飼い主と再会し橋を渡っていくのを羨ましそうに見ていました
この動物達には、かつての飼い主という人は誰もいませんでした。
生きている間そんな人は一人として現れなかったのです。
しかしある日、彼らが遊んでいると橋へと続く道の傍らに誰かが立っていることに気が付きました
その人は動物と同じようにそこに繰り広げられる再会を羨ましそうに見つめているのです。
生きている間、彼は動物と暮らしたことがありませんでした。
彼も動物と同じように誰にも愛されなかったのです。
ぽつんとたたずむ彼に愛されたことのない動物が近付いていきます。
なぜ彼は一人なんだろうと不思議に思うのでした。
動物と人
愛されたことのない者同士が近付いてゆくと、そこに奇跡が起きました。
彼らは一緒になるべくして生まれたのです。
地上では巡り会うことが出来なかった特別な誰かと、その愛する友として。
今この虹の橋のたもとで
ようやくふたつの魂は出会い
悲しみや苦痛を越えて
友は一緒になるのです。
そして彼らは共に虹の橋を渡っていきました。
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最初にあげた虹の橋は家族として生きてきた子達が幸せに虹の橋を渡っていくストーリーになっていて、じゃあ家族がいなかった子はどうなるの?
とゆう観点から見たのがこのストーリーなんだと思います。
これを初めて読んだ時とても不思議な気持ちになりました。
でもやっぱり思うのは虹の橋のたもとではなくこの地上で愛する誰かに出会って欲しい
そして虹の橋のたもとで幸せな気持ちで家族を待って欲しい。
そして一緒に虹の橋を渡って欲しい。
明日は金曜日です
このストーリーのように誰にも愛されず虹の橋のたもとにいく子が多いのかもしれません。
そんなことがないように
行き場を失った子達に愛の手を。