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許可は必要か

知的障害がある人は、支援者に対して、こんなことを言うことが多い。
「〇〇なんだけど、△△していい?」
この定型文で聞かれたときに、私は答えを言わない。

「雨が降っているので、休んでいいですか?」
「お腹が痛いので、トイレに行っていいですか?」
「調子が悪いけど、帰っていい?」

何でも聞いてくる。

そういう時、「答えていいのですか?」とか、「どうしたいのですか?」と聞く。

彼らの質問の意図は「いいよ」と許可してくれると思ってるから聞いてくるわけで、その他の答えは想像していない状態。

「もし、私がダメと言ったら困るでしょ?」とも聞く。
「困る」と言う。
「じゃあ、なんていうのですか?」と聞く。
「〇〇なので、△△します」と言える。

もう答えは決まっていて、確認をとることでもないのに、なぜだか支援者に聞きたくなっちゃうんだよね。

いいんだよ。自分で決めて。
って、思う朝。

(20231116 Facebookでの記事に加筆訂正あり)


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山田由美子
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