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死ぬ時までの自分の準備を開始する

55歳を過ぎ、自分は、確実に「終わり」に向かう人になりつつある。

なぜ、55歳だったかというと、
昔々の寿命が55歳だった時があったり、
定年が55歳だった時があったり、
60歳で亡くなった人を知っているとか、
サザエさんちの波平さんが、54歳設定であり、
自分が彼より年上になったこととか(笑)

死に向かうことに対して、
仏教の葬儀では、
その人がなくなったことを悲しむが、
キリスト教の葬儀では、
父の近くに行けるねと喜ぶように私には見える。

この、キリスト教の葬儀を見たときに、
こういう葬儀って良いなあと
思ったのが30代。
かわいいお花に囲まれて、
みんなが歌を歌って、
にこやかに会場に集う。

仏教の葬儀を見ていると、
何で死んでしまったのか…、
私を置いて行かないで…と、
悲しみに暮れることをよしとする。

人は誰でも、1度生まれ、1度死ぬ。

その当たり前のことに、
どうして人は、
生きる意味を探し、
不安を抱き、
途方に暮れ、
生きるための延命措置を講じ、
自分の体の老いを悲しみ、
死を怖がるのだろう。

人生の先輩たちが、
終わりに対して、悲観的過ぎて、
どうもそれは、日本人特有の、
あいまいにしておくことに対して、
美学を感じているようにも感じる。

どんな最後にしたいのかも聞いたことがなく、
どんな葬儀をしたいのかとか、
遺品をどうしたいのかまでも、
聞かないようにしているため、
残されたものは途方に暮れる。

聞くことは悪なのだろう。

さて、私自身は、常々、
物事に対して、「予防」の観点で考えることが、
様々な問題の発生を少なくすると考えている。

それは、仕事上の課題を減らし、
計画的に進めたり、
アクシデントの対応も、
より素早く解決につながることを体験している。

幼少期の家の前の火事があった。
一つ間違えば、
私は2歳で命をなくしていたかもしれない。

そして、大人になった時に、
住んでいる団地で火事があり、
建物内で爆発が起き、
危うく死ぬところだったということもあった。

仕事をしているときも
利用者の人のパニックが原因で、
何度か「死んだ」と思った瞬間があった。

こういうことが起きるたびに、
私が死ぬと途方に暮れる人もいる可能性があり、
残された人のためにするべきことはあると感じ、
「事前」にできることをしておくことが、
その後の「結果」の変化につながると
考えていく自分を形成していったと思う。

予測されることは、
先人たちが経験したことが見本なので、
その事実を活かし、
「事前」を整えれば、結果が変わるわけで、
これは、人生の終わりにもまた、
活かせることになるはずなのだ。
という自分の考えがある。

人は、誰かと同じようなことを
意味もなく真似てしまう習性があるようだ。

例えば、年金世代はお金がないと思い込むとか、
老後はつらいとか。

そうすると、
そうしている自分に
無意識のうちに心地よさをもって、
自慢気に、現状を悲観することが当たり前となり、
なんの変化を起こさない人もいる。

そういう、人と同じようなことをする
自分はなりたくない。

常に何かを創造し続け、
終わりに向かう自分になりたい。

私は、今日という日も、10年後の今日も、
同じように様々なことを自分の持てる力で考え、
社会の中で過ごしているか、
もしかしたら、もう死んでいるのであれば、
山田が死んだことを
「お疲れさんでした!充分人生を楽しんでいたよね!」と
思ってくれる人が、
とりあえずいてくれればいいのかなぁと思っている。

だからこそ、
計画的に事前準備をし、
「その日」を迎えたいと思っている。

葬儀は自分でプロデュースしておきたい。
葬式を上げないかもしれないけど(笑)

終活したい人と話したい。
不安を取り除くことをお手伝いしたい。

残された人が困らないようにしたい。
組織的なものも終わりも
考えておく責任を楽しみたい。

病気が来るだろうから、
受け入れていきたい。
その病気のことは、若いみんなに知らせておきたい。

その時が来てもうろたえず、
自然に受け入れられる人になりたい。

それらは、いつのことかわからないし、
私が感じるより、他者が感じることの方が、
大きなことであるし、
そのことで時間を取られる無駄は作りたくないのである。

どんな日々も、すごしていることを楽しみ、
感謝し、生きていたい。

まだまだ自分の終わりに向かう準備は、始まったばかり。

どんな準備をしていくのかや
こんな考え方ができたというようなものも
インターネットでは、
公開できれば良いなあと思っている。

そのための今日のnote。






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山田由美子
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