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厚生労働省担当者様 保管中の布マスク8200万枚を障害者施設でアップサイクルしませんか?

1.使われていない布マスクが大量に保管されている!

新型コロナウイルスの対策事業について会計検査院が検査し、介護施設などに配るため政府が調達した布マスク約1億4千万枚のうち、今年3月末時点で約8200万枚(約115億円相当)が倉庫に保管されていたことが26日、関係者への取材で分かった。昨年8月~今年3月の保管費用が約6億円に上ることも判明した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE266JY0W1A021C2000000/
(2021年10月27日、日本経済新聞)

この話にかなり驚きました。

枚数もさることながら、保管料に関わる費用を今もまだ支払っていること。この布マスクがある限り、これからも、保管料はかかります。それは、私たち国民の負担でもあるということになります。

ここまで残された布マスクは、捨てた方がよいという意見もあるでしょうけど、ごみの焼却にもお金ががかかりますし、環境的にもよくありません。そして、私たちのお金で作られたものですから、できれば活かしたいのです。

布マスクそのものには何の罪もありませんし。

もちろん、政府に意図するところがあり、このマスクを保管しているというのであれば問題はありませんが、ニュースを見る限りでは、そういう風にも思えませんでしたし、もしも、この布マスクの使用方法が浮かばないのであれば、解決するために一緒に考えていきたいと思ったのです。

私が考えているのは、布マスクを解体して、他のものに変えるアップサイクルです。

ただ、その場合は、「国民が使うための布マスク」からは、使用目的が変わりますので、そこは政府として柔軟に変更対処していただきたい部分です。

2.障害がある人の施設は、布マスクを救える!

さて、私は障害がある人の施設を経営しておりますが、全国の施設では、コロナの影響で、利用者されている人たちの作業収入が激減しているところもあります。

もし、政府が抱えている布マスクに関する課題と障害者施設が抱えている作業収入がないという課題の合致点があるとすれば、障害がある人がそれを加工して商品化して販売をすれば、どちらにとってもWin-Winな事業になるのではないかと考えています。

これは、障害がある人にとってだけではなく、布マスク以外に生まれ変わった方が、国民にとっても使い勝手が良いのです。

今日時点で自分で考えたり、SNSで皆様からアップサイクルのご意見を頂戴したのは以下の通りです。ここに書いてあるものは、障害がある施設でアップサイクルできるだろうというものばかりです。

布マスクの形を変える(政府保管の布マスクは小さすぎるため)
ふきん
ハンカチ
染めてストール
切り花の保水材
ネイルガーゼ
消毒が可能なら、料理に使う(粕づけ・味噌づけなど)
赤ちゃんのよだれかけ
絵画などに使うタンポ
エコたわし
布ナプキン

このほかにも、こんなものに変身できそうというアイデアは、これからも募集したいですし、購入者側としてこんなものが欲しいということもお教えいただきたいと思います。

布マスクは、元々衛生用品ではありますが、傷口をカバーすることや食品に使うには、もしかして適していないのではないか?という、ご指摘もいただいており、個人的に使うには、個人の責任で煮沸消毒をすれば大丈夫だと思いますが、商店や工場などが使うには、ハードルが高いかもしれません。

100枚からでも、とにかく、保管されている布マスクを減らしたいのです。それは国民の願いだと思います。
そのためには、障害がある人がそのお役に立てるポジションにいることを知っていただきたいと思います。

3.この件に関してのメリットデメリット

(1)これからもマスクが保管されていくことはデメリットしかない!
政府は本来であれば、介護施設等に配布する予定だったようです。
ということであれば、不本意に残っているよう思えます。

そして、倉庫代は、毎月かかります。
報道によれば、昨年8月から今年3月までで、6億円ですから、ひと月7500万円となります。現在2021年11月ですから、また6億円プラスされているということです。ですから、12億円になります。ひえ~~~!

12億円もあれば、できることは多々ありますね。

ですから、保管の意味が「使い切れなかったけど捨てられないし、倉庫代もかかる」わけで、デメリット以外には考えにくいのです。

これ以上、私たちのお金を無駄遣いしないでいただきたいです!

(2)このアップサイクルのメリットはなにか?
まず、倉庫代がなくなります。最初から一気に0円にはなりませんが、最終的には0円になります。ゴミ箱にお金を捨てているようなものですから、他のものに有効活用していただくお金ができます。

そして、障害がある人たちの施設に行き商品にすることは、作業の確保になりますし、そこから得られる収入は、障害がある人の作業に対する対価として支払われ、障害がある人たちの自立に役立つことでしょう。

障害者施設への配送費は、元々厚生労働省予算にあったはずですし、もし新たに発送支出があったとしても、月7500万円にはなりにくいと思います。それよりも、商品が世に出回ることでの経済効果も得られるのです。

これは、もちろん、一般の人が部材として、使うのもよいと思いますが、あえて、障害がある人に任せることに意味を感じていただきたいのです。
私は、障害がある人で、働くことを続けられる人には、「働く日常」を提供したいと考えています。
今、コロナで仕事がない人もいらっしゃいますから、この展開が軌道に乗れば、障害がある人だけではなく、生活保護の人・病気で常時労働者として働きに行けない人・高齢の人など、生活弱者と言われる人たちにとっての「働く」が提供できるのです。

また、焼却処分にしないことで、環境にも配慮ができ、アップサイクルの商品を世に出すことで、SDGsを学ぶ機会にもなり、生活のヒントになることでしょう。日本人は昔から着物を着た後ほどき、赤ちゃんのおむつや雑巾にしてアップサイクルをしてきました。今まさに日本人のものを大切にする気質が出番になります!

そして、とりあえず布マスクが福祉施設に行くことで、「布マスクとして必要な人」にも届きやすくなりますので、その人にはそのまま布マスクの状態でお渡しもできるはずです。

布マスクを布マスクで保管するより、他のものに変えてでも使い切るのが、今、政府に求められていると考えます。
それに、このアップサイクルは、政府が柔軟な対応ができたという高評価にもつながる良き事例になるわけです。

4.もちろん、購入者がいないと成り立たない!

そして、このプロジェクトには、アップサイクル品の購入を希望する人も必要です。作ったとしても、購入者がいないというのであれば、結局、今の布マスクと同様で、「保管」が発生してしまいますので。

ですから、「消耗品」を作ることを主とし、このアップサイクル商品を気に入ってくださった場合は、今まで使っていたものを一時的に変更をしていただけると幸いです。あくまでも、材料が尽きた時には終了するものなので、一時的・限定的な商品として、お考え下さい。
もちろん、素材は綿ですので、洗って繰り返し使える商品になった場合は、長く愛し使っていただけることを願っています。

また、障害がある人たちが作ることになりますので、量がそろうまでには、時間がかかります。その間、待っていただく場合もありますので、ご了承ください。

5.障害がある人はどんな仕事をしているのか?

障害がある人のことを知らない人もいらっしゃるでしょうから、ちょっと私の施設の知的障害がある人たちが作った商品も載せてみます。
縫製を生業としており、布小物を作っています。写真は刺し子ふきんです。これ以外のものも、いろいろあります。
縫製をしている施設は全国にたくさんあります。

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社会の中では、障害がある人たちがどんなところで働いているかと言うと、食品製造関連、製造工場関連、宅配便、清掃、クリーニング、農業、官公庁、テーマパークなど、様々なところになります。

そして、今回、作業をお願いするのは、「障害者支援施設」というところに通っていて、日常的に作業をしている人たちです。

労働者ではなく利用者として施設を利用され、それぞれ障害部分があり、日常になんらかの支援が必要な人たちです。職員と呼ばれる人たちからの支援を受けながら、一緒に作業などをしています。

実は、こういう施設で作られたものは、市場に出回っており、皆さんの知らないところで障害がある人たちが関わっているものはたくさんあるのです。たとえば、ボールペン・お菓子ギフトの化粧箱・アニメティ品などもそうです。かなりのものを障害がある人が組み立てなど行っています。

ですから、そういった商品と同列で、今回のアップサイクル品の製作を加えていただきたいと考えています。

6.このプロジェクトに参加したい施設は手を挙げてください!

もちろん、このプロジェクトに参加したいという施設もどんどん募集していきたいと考えています。製作レシピをお渡しします。単価設定・配送についてもアイデアを出し合いつつ、みんなで協力してやり切りたいと考えています。ぜひご連絡をください。

7.ところで、国は動いてくれるだろうか?

最初にも申し上げましたが、このプロジェクトは、厚生労働省なり、布マスクを担当している国の部署が動いていただけないと始まりません。

元々は厚生労働省の名前が入ったリーフレットが来ていましたので、管轄は厚生労働省だと思っておりますが、どこか違う部署に変更されているのであれば、どなたかこの記事をお読みいただいた方から、つないでいただけないかと思います。よろしくお願いします。

また、このプロジェクトが動いた際には、一気に布マスクを発送されても、場所等の確保ができない可能性がありますので、少しの間は、布マスク保管料の負担をお考えいただきたいと思います。
もちろん、ゆくゆくは倉庫代を支払い続けることから脱却できるはずですので、ご協力をお願いします。

「国民が使うための布マスク」は、今まさにアップサイクル商品として、たくさんの皆さんに使っていただく時だとお考えただきたいと思います。

8.おわりに

ニュースを読んだだけで、怒って終わりにしたくない私です。

私たちは何ができるのか?

そう考えて、話しましたら仲間が増え、いろいろなアイデアを出してくださる方や厚生労働省につないでくださろうとシェアしてくださる方もいらっしゃいます。

試作で出した商品のご購入後希望も入りましたし、試作品のモニターをかって出てくださった方もいらっしゃいます。

うちにあるよ~と、使わず保管されていた布マスクを送ってくださった方たちもいらっしゃいます。

そして、この製作側として手を挙げてくださった施設さんもいます。

政府の担当者だけではなく、みんなで考えていたら楽しいアップサイクル事業になるのではないでしょうか?

ガーゼは、綿100%の素材としては優れものです。綿花の命を粗末にしてはならないとも思います。環境への配慮もしていきましょう!

ですから、この記事を拡散していただき、ぜひとも国が動き始める1歩になればよいなあと考えています。

政府・厚生労働省に届きますように。
倉庫に眠っている布マスクが救えますように。
どうか、拡散をお願いいたします。

山田への、このプロジェクトに関する連絡は、以下のメールもしくはSNSからお願いします。
プロジェクトを支える側に回りたい法人さんも募集したいと思います。
noteからサポートも募集しています。無理ない程度に金銭的ご支援もお願いします。

メール yamada.yumiko2003@gmail.com
Facebook https://www.facebook.com/team2003/






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