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軽量OSへの移行:Lubuntuで蘇る低スペックノートPC
Linuxへの移行の経緯とその理由
私は最近、長らく使用していたWindows PCからLinuxへ移行する決断をしました。以下は、その経緯と理由についてのまとめです。
背景
私のPCは、SSDの容量が32GBしかない低スペックなものでした。Windowsを使用していると、OSのアップデートやアプリケーションのインストールに伴い、ディスク容量が急速に減少し、頻繁に「ディスク容量が不足しています」という警告が表示されるようになりました。システムの動作も次第に遅くなり、作業効率が低下していました。
移行の決断
この問題に対処するため、複数の選択肢を検討しました。自動モビリティのシミュレーション環境を構築して簡易なテストを実施することも目的の一つだったので、ラズベリーパイのような低価格の代替ハードウェアも考えましたが、必要な周辺機器やアクセサリを揃えると、最終的に約2万円の設備費がかかることが判明しました。
そこで、コストを抑えつつ、PCのパフォーマンスを最大限に引き出すために、軽量で効率的なOSであるLinuxをインストールすることに決めました。この移行は私のニーズに非常に合致していました。
Linuxの選択とインストール
Linuxには多くのディストリビューションがありますが、特に軽量であることが求められる私のPCには、Lubuntuが最適だと判断しました。Lubuntuは、Ubuntuベースの軽量ディストリビューションであり、限られたリソースでも快適に動作します。
インストール手順:
Lubuntuのダウンロード: Lubuntuの公式サイトからISOイメージをダウンロードしました。
インストールUSBの作成: Rufusを使用して、ダウンロードしたISOイメージをUSBドライブに書き込みました。
BIOS設定: BIOS設定でUSBからの起動を優先するように設定し、USBからPCを起動しました。
インストール: インストールプロセスを進め、ディスクの消去オプションを選択してクリーンインストールを行いました。
Linuxへの移行後
インストールが完了し、Lubuntuが正常に動作することを確認しました。以下は、移行後の利点です。
軽量で高速: Lubuntuは非常に軽量で、PCの起動時間やアプリケーションの応答速度が大幅に改善されました。
ディスク容量の節約: 必要なアプリケーションのみをインストールし、システム全体のディスク使用量が大幅に減少しました。
安定性とセキュリティ: Linuxはセキュリティに強く、定期的なアップデートによりシステムの安定性が確保されています。
柔軟性: オープンソースソフトウェアが豊富で、自分のニーズに合わせてシステムをカスタマイズできます。
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SDD使用量
オートモビリティのバーチャルテスト環境の構築
現在、Lubuntu上でオートモビリティの簡易なバーチャルテスト環境を構築する準備を進めています。これにより、特定のハードウェアへの依存を減らし、効率的にテストや開発を行うことができるようになります。
まとめ
ディスク容量の問題を解決し、PCのパフォーマンスを向上させるために、WindowsからLubuntuへの移行は非常に有効でした。コストを抑えつつ、PCの利便性と効率を最大限に引き出すことができました。今後も、Linuxを活用して多くのプロジェクトを進めていきたいと考えています。
この移行の経験が、同様の問題を抱える他のユーザーにも役立つことを願っています。もし、Linuxへの移行を検討している方がいれば、ぜひ挑戦してみてください。
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