2hours-妄想コンペ#4「入浴剤のバブ」
前回の「PEPSIを救いたい」は、いかかでしたか?
週に1時間×2回の2時間という短時間の思考トレーニング。抜け漏れ・思考不足など、拙い妄想になっておりますが、読んでいただき、ありがとうございます!
それでは、今回の2hours-妄想コンペのお題は
本日のお題:花王株式会社/バブ
今回は、日常のルーティーンから、お題探しをしました。
いろいろルーティーンがある中で、毎日、お風呂に入ると思うのですが、普段から、湯船に入らず、シャワーだけで済ませていたり、夏だとさらに、湯船から遠ざかっているのではないでしょうか。
そうなると、「入浴剤なんて使わないのでは?」と思い、カテゴリシェアトップの花王さんのバブをお題に妄想コンペをすることにしました。
全体設計
課題
課題は、色々ありますが、大きくは「新しい入浴体験が作れていない」ということに設定しています。
冒頭にもありましたが、
湯船に浸からず、シャワーを使用している。といった入浴自体の課題から、入浴剤を使っても、効果が実感しずらい。といった入浴剤の課題まで、色々な課題が考えられると思います。
それらを洗い出していく中で、 お風呂に入ることに、体を洗う、疲れを取る以上の意味付けができていない。つまり、「新しい入浴体験が作れていない」のでは?と考えました。
ターゲット/インサイト
新しい入浴体験を作るために、その体験があったら喜んでもらえそうな人たちは誰か?を考え、「小さい子供(4~6才)を持つ親」をターゲットに設定しました。
調べてみると、小さい子供を持つ親にとって、子供をお風呂に入れることって一苦労みたいなんですね。そもそもお風呂に入ってくれなかったり、ちゃんと体を洗ってくれなかったり。
親は、毎日子供をお風呂に入れるのが大変で、
ゆっくり休むヒマもなく、ついイライラが顔に出ちゃって、
お風呂が嫌いになってしまう。
子供としても、
そのような親を見て、かまってほしいのにかまってもらえず、
イライラしてしまって、お風呂が嫌いになってしまう。
そんなすれ違いがお風呂で起きてしまっているのではないか。と考えました。
パーセプションチェンジ
そこで、ある種の義務感としての「子供を入れなければいけないお風呂」から「親も子も入りたくなる、1日の楽しみがあるお風呂」へ
というパーセプションチェンジを起こそうと思いました。
コンセプトアイデア
そのパーセプションチェンジを起こすためのコンセプトとして、着目したのは「裸の付き合い」です。
よく大人の世界で言われる、互いのホンネをいいあえるような人間関係を表した言葉ですが、この世界観が親と子供でも実現できるのは?と考えました。
さらに、お風呂は親子がコミュニケーションをとる場としても重宝されているみたいなので、このコンセプトに設定しました。
出典:東京ガス都市生活研究所「親子入浴のすすめ」
アイデア設計
キャンペーンコピー
お風呂で始める、親子仲良し習慣
親は子供とコミュニケーションが取れ、さらに、新たな一面を発見してほしい。子供は、親からちゃんとかまってもらえてお風呂が楽しいものになる。お風呂に入ることで、さらに親と子供の仲が深まる。そんな想いを踏まえたキャンペーンコピーです。
コアアイディア
コアアイデアの肝としては、親と子の会話が生まれることと設定しました。
なので、
・子供がわくわくしている状態でお風呂に入る
(話しやすくなる状態をつくる)
・親が子供と話すきっかけをつくる
この2点を意識して設計しました。
例えば、
親のお願いを聞くと、ご褒美がもらえる。というよくある構造を利用して、
子供がよろこびそうな、集めたくなるようなシールを封入。
↓
パッケージに子供の本音を引き出せるような質問を記載。
↓
入浴剤が溶ける間に子供に答えてもらう。
↓
答えれたらシールをご褒美としてあげる。
↓
子供は欲しかったシールをもらえて、親に話を聞いてもらえてハッピー
親は子供のことが知れてハッピー
といったことを考えました。
コミュニケーション接点
店頭やパッケージで、
「面白そう!」と親に思ってもらえることももちろんですが、
その入浴体験をシェアすることで、
・さらに子供が喜ぶグッズがもらえたり
・子供の本音を引き出せたベストプラクティスがパッケージに書かれたり
・1ヶ月間投稿すると記念に成長日記と題したフォトブックが届いたり
さらに親子仲を深めたり、それを見て他の親が真似してみたい!と思うようなコミュニケーションができたらなぁ、と妄想しました。
今回で4回目となる妄想コンペ、いかかでしたか?
ひよっこのわたしたちでは、見落としている点などもあると思いますので、
よろしければ皆さんのご意見もお待ちしております!
チームハバネロ🔥