1990年10月5日のプロ野球3(職業野球新聞)
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1990.10.5/近12-3ダ(Wヘッダー第2試合)/近鉄いてまえ打線が止まらない。4日に5発13点、5日第1試合で4発13点、この第2試合では4発12点と、本拠地藤井寺球場は花火大会の様相。四回には一挙10点を奪って早々に試合を決めた。不調の先発山崎慎太郎投手に代えてロング救援した2年目赤堀元之投手が力強い球で台頭の気配。
Wヘッダー第1試合に引き続き、この第2試合でも打線が活発だった近鉄。この牽引役となったのが2試合共に一番打者として打席に立った村上隆行中堅手です。
1990年5月26日の西武戦で死球を受けて鼻骨と右手親指を骨折。長期離脱を余儀なくされましたが、7月に早期復帰してからは鬼神の如き打撃を見せてこの2試合で5安打と活躍し、打率を.350まで引き上げました。
この後にやや失速しますが、それでも(規定打席未到達ながら)71試合で打率.327、10本塁打という数字を残し、翌1991年以降のレギュラー返り咲きに繋げました。