1990年9月1日のプロ野球1(職業野球新聞)
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1990.9.1/洋5-8巨/巨人川相昌弘選手が二番遊撃で先発出場し、初回無死一塁の局面で送りバントを決めてシーズン56犠打のNPB記録に並んだ。試合は巨人が優勢も、救援の木田優夫投手が大洋代打大野雄次選手らに痛打されて延長戦に突入。大洋抑え遠藤一彦投手から十三回に3点を勝ち越して巨人が勝利した。
本編で触れた通り、巨人木田優夫投手が九回土壇場に3点入れられて同点に追いつかれてしまいましたが、木田投手はその後に立ち直って5回をその3失点だけで凌ぎます。
すると打線が大洋から反対に3点をもぎ取って11勝目を挙げました。
この年のセ・リーグは15回制で引き分けの場合は再試合になります。先発完投主義の考えもまだ色濃く残っており、どうしても投手1人あたりの負担が大きくなりがちで、リリーフとしてマウンドに上がった投手としても力の入れ具合が難しかったことでしょう。
いわゆる「第2先発」のようにすれば良いのか、それとも1イニング全力で投げて、2イニング目以降はマウンドに上がることがわかる度に力を入れ直すのか…。
後者の場合は酷ですね。
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