1990年10月23日のプロ野球(職業野球新聞)
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1990.10.23/西7-0巨/日本シリーズ第3戦。2勝先行の西武はまたも初回先頭辻発彦二塁手が安打で出塁してオレステス・デストラーデ選手が打点を挙げる既視感ある展開。今シリーズの流れを如実に示すと、秋山幸二・清原和博両選手のいわゆる「AK砲」で中押し・ダメ押しに成功。味方打線の援護点を先発渡辺智男投手が力押しで守り切って完封した。巨人は頼みの桑田真澄投手が炎上し、いよいよ後がなくなった。
2勝先行して指名打者制が使える本拠地西武ライオンズ球場に戻ってきた西武は、指名打者制が使えない東京ドームで一塁起用してきたオレステス・デストラーデ選手を引き続き一塁で起用し、指名打者に阿部理選手をスタメンに抜擢。
安部選手は森祇晶監督の期待に応えてデストラーデ選手と共に初回にタイムリー安打を放ち、第1〜2戦と同様に西武がしっかりと試合の主導権を握ることに成功しました。