かめ進捗『割とシビアなボタンズの世界』
おはこんばんにちは。Team:Clutch のかめです。
この記事ではButtonsともう一つ別のプロジェクトのAppleの進捗報告をさせていただきます。
Project Buttons
以前ギギの方から新しいボタンズを考案中というお話がありました。
この子や他のボタンズたちの物語を考えるにあたって、ボタンズの世界観の復習と深堀りをギギとしていました。
・彼らの記憶はどこにあるのか?
・人にとっての死に迫るほどの、危機感、忌避感を彼らは持つのか?
・空からものが降ってくる場所と彼らとの関係性は?
・彼らはコミュニティを持つのか? どの程度の関係性なのか?
・彼らの移動方法は?
・彼らの文化は? 技術力は?
主にこれらをギギと深ぼっていたのですが、世界の解像度が上がってくるほど、自分たちの思う以上にシビアな側面が色々発掘できました。
空から物が降ってくる場所は、落ちてくるもの次第で非常に危険です。硬いものや尖ったもの、刃物なども落ちてくるかも知れません。そんな場所に立ち入るボタンズは少数で、おおよそ彼らは探し屋と呼ばれ、頼まれた道具などを探し出してきます。
空から物が降る場所は、場所よって落ちてくる物の傾向が変わります。そのため、その近辺に出来上がったコミュニティはその場所ごとに特色が出てきます。
着脱可能な命を持つボタンズは、死そのものへの恐怖が希薄です。しかし、マイペースであることを至上とする彼らにとって、自分の意志以外でボタンを失うことはマイペースでいることを著しく阻害するのです。
結局、ボタンを失うことは彼らの中で非常に強い恐怖としてあります。
(逆に言うと、冬眠するノリで定期的にボタンを外すボタンズはいます。マイペースでいることが彼らの価値観の基盤です)
などなど。他にも物語の味になりそうなものが盛りだくさん。
これらを用いて物語の方を進めていきます。
Project Apple
キャラクターモデルの作成に関しては、服装まで含めた一通りのモデルが作成完了し、髪を除いた部分に関してはUV展開という色塗りの下地作成までを対応しました。
自分自身人型を作り慣れているわけではないので、あまり複雑な形状をデザインしてしまうと、以降の作業難易度が上がりすぎて詰んでしまいます。
ちゃんと完成させたいので、服はシンプルに。ひらひらした布など、動かしたときに身体とは独立して動作するパーツは減らしました。
これでどうにか動作可能なところに持っていきたい。
こちらは靴のモデリング。かなりしっかりと紐の形を作っています。手作業だと茨の道になってしうので、ここは blender のモディファイア機能に頼り切っています。
ここだけでポリゴン数がかなり増えてしまっているので削減が必要かなとも思いましたが、服装がシンプルなこともあり全体のポリゴン数としては許容できる範囲かなと。
GameEngineにこのモデルを渡す場合、上記画像左上のTrianglesを参照することになります。ここの数値が大きければ大きほど、描画やアニメーション時の計算処理が多くなっていきますが、26000程度なら、まぁ大丈夫かなと。
カメラの焦点距離を50mmにしたときの顔チェック。カメラに近づくほど歪みが大きくなるので、この状態でいろいろな角度から形状破綻がないか確認します。上記はその一例。
結果として見苦しさを感じるほど形状破綻していないのでだいじょうぶそうです。
UV展開して、チェッカー模様でUVの歪みを確認中。可能な限り一つ一つのチェッカーが同じ面積になるようにしたいのですが、2Dのチェッカーシールを3Dモデルに貼り付けるようなものなので、どうしても歪みは出てしまいますね。
色を塗ったときに、色の境界線が滲んだりしない塩梅になるよう調整する必要があるのですが、自分自身にその塩梅を正しく認識するだけの経験がないので、手戻りするリスクを承知で次に進もうかなと思っている次第です。
髪のUV展開だけは全くできていないので(辛すぎてやりたくないですが)、そこを対応しつつネクストステップへと移行します。
終わりに
以上です。読んでいただきありがとうございました。
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