No.38:冷凍チャーハンのお茶漬け #Weeklyお茶漬け
はじめに
#Weeklyお茶漬け は季節と連動したお茶漬けを毎週更新するシリーズです。一昨年の七十二候シリーズ、昨年の二十四節気シリーズの写真を撮っていく中で得た季節ごとの知識を活かし、お茶と具を毎週考えてお茶漬けを作り撮影しています。
Twitterでは画像、Instagramでは3行レシピと共に更新していますが、noteでは材料や分量、細かいポイントも公開します。
No.38 「白チャーハン」のお茶漬け
冷凍チャーハンでお茶漬けを作りたいな〜と長いこと思っていたところ、冷凍チャーハンの新商品を見つけた10月16日週のお茶漬けです。
かねてより「美味しいお茶漬けに必要なのは塩と油と合うお茶」だと思っているのですが、冷凍チャーハンはお米をパラパラさせるために油でしっかりコーティングされてて、塩気も充分ですよね。でもザ◯チャーハン(伏字になってない)ぐらい疲れた体に染みそうな濃さだとお茶漬けにした時の違和感がありそう…と思っていたら、ザ◯チャーハンの仲間みたいな見た目の「白チャーハン」という商品が。
塩分40%オフと書いてある「白チャーハン」でも充分な塩気と油分を感じられ、お茶漬けにした時もお茶とうまく馴染みました。
なんかシュールな見た目ですね。
【材料】(2人分)
白チャーハンなどお好みの冷凍チャーハン:1/2袋
烏龍茶、煎茶などお好みのお茶:200ml
当然のことながら、材料は過去最少。お茶と1品だけでできる「0秒茶漬け」です。
白チャーハンのお茶漬け
冷凍チャーハンを説明書きの通りに加熱する。
1.がパラパラしている場合はラップなどで握って固め、器に盛る。
2.にお茶を注いで完成。
0秒茶漬けなのでレシピも何もなく見たまんまですが、強いていうなら2.がポイントです。過去のお茶漬けの中で、ただご飯をよそっただけのものとご飯がおにぎり型のものと2種類あるのですが、これはお米のパラつきによって変えています。
たとえば炊き込みご飯や今回のチャーハンなどのパラパラしたご飯は、お茶をかけた時に最初から全部バラけて、水に浸かってふやけてるだけのような見た目になります。炊き込みご飯などの味付けがすぐお茶に流れ出してしまい、ご飯そのものが味気なくなってしまうのもこのタイプのお茶漬けです。
そういう時はおにぎり型など塊でお米を置くことで、お米の食感も楽しみつつ、崩しながらお茶に浸して食べていくことができます。でもザザザーっとかき込むお茶漬けにも良さがあるので、使い分けると良さそうです。
使ったお茶
国産の烏龍茶や普通蒸しの煎茶で試してみましたが、渋みが出ないよう気をつければどちらのお茶も合いました。
大半のお茶は高温のお茶で淹れるほど渋みが出やすくなるとされています。でも、ぬるいお茶でお茶漬けにしても微妙ですよね。高温のお湯でいいので、蒸らし時間を規定よりも10~20秒ほど短くするイメージです。
使った国産の烏龍茶は、宮崎茶房さんのたかちほです。
普通蒸しの煎茶はきみくらさんの「本山」。普段より多めの茶葉を使って、お湯を注いで軽く回して水色がお茶の色になったらすぐご飯に注ぎました。
インスタもあります
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美味しいお茶漬けの構成要素は「①塩気、②動物性の素材、③素材を損ねないお茶」ではないかと思いながらレシピを開発しています。②は油分などでも置き換えられると思います。
そのため、普段ならあんまりお茶漬けにしない具も扱いますし、季節感が出る素材であればなんでも積極的に扱っていきたいと思います。
再現しやすいよう、お茶は細かい品種やブランドを指定せず、ざっくりとしたジャンルでお伝えします。
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