私の摂食障害遍歴


えーっと。
完全に摂食障害が回復してしまって(?)何をどこから書けばいいのかわからなくなってしまいましたw

とりあえず私の過去のことから書いていくのが無難かなと思ったので書いていきたいと思います。


私は幼い頃から痩せていた時期がなくて、常にぽっちゃり人生を送ってきました。
標準体重を下回ったことは一度もありません!

中学まではバレーボールをしていたので、それでも引き締まっていたのですが、高校で部活をやめると太っていく一方。

160センチほどで高校の頃は70キロ台でした。
とにかく食べることが好きでした。

高校の時から無理なダイエットはしていましたが、続かなくて摂食障害には至ってません。

19になると色々ありまして家業が変わり、家庭環境もあってストレスで過食をするようになりました。

家業の関係で鬱になったのも関係しているのかもしれません。(診断されたのは先ですが)
まぁ、休みもなく給料もなければ勿論鬱になりますよね!w


そういった生活が続き、24の年に母校の催しに参加しようと言う話が出て、そのために痩せようと決意したのです。

当時の私は今よりもかなり考え方が極端で「食べないダイエット」をしました。

固形物を全く食べないのです。拒食ですね。
最初こそまだいろんな飲み物を飲んでいましたが、どんどん加速していって、1日にオレンジジュースとアイスオーレ1杯ずつしか飲まないという風になりました。

不思議なもので食べないということは3日あれば慣れます。
家業が飲食なので周りには食べ物が溢れていたのですが

「食べることを諦める」

ことで欲しいとも思わなくなりました。

何も食べない生活を続けて1ヶ月半でどうなるかというと、勿論倒れました!w

仕事中に倒れて親に救急車呼ばれましたよねw

結局ただの脱水と栄養失調なんですが。
あの時は死ぬかと思いました。

でもそれで私は80キロ以上あった体重を標準まで落とすのに成功はしました。これを成功と呼んでいいのかはわかりませんが。

問題はそこからです。
食べたい、でも太りたくない。

そうしてチューイングをするようになり、最終的に過食嘔吐に繋がりました。
メンタルはボロボロで、父が探してきた心療内科に通い始めます。
そこで初めて鬱(口頭では躁鬱と言われましたが)の診断が下されました。

元から余裕がなかったのが過食嘔吐で更に余裕がなくなり荒れていました。

結局、当時出来た彼氏のおかげでメンタルはある程度落ち着いたものの1年くらいかけてリバウンドします。

しかしそこからある程度の期間は摂食障害の症状は出ずに落ち着いていました。

そして28か29の時に再び過食に陥り

「食べたくない、食べるのがしんどいのに食べないとやってられない」

という状態になりました。
書き忘れたのですが、私は昔からアルコール依存でもあって、過食には常にアルコールがついてまわりました。

「素面では過ごせない」

状態だったのです。
さすがに仕事中に飲みませんでしたが。

酷い時は朝からスーパーに過食嘔吐用の買い出しに行き、朝からお酒を飲んで大量に食べて吐く。
そんな生活をしていました。

29になると吐かなくなりましたが、過食は止められない。
食べるのが辛い。死にたい。

食べてないと落ち着かないんですよね。
他にやりたいこともないし、気力もない。
ベッドから動けない。

生活は全く成り立っていません。
※29の年は仕事もできずにいました。

生活の中心は食べることで、食べ物のことしか考えられない。

そこから詳しくは書けないのですが、実家を離れることになりました。
そして健康診断で「コレステロールが人の2倍ある」と
そして体重は96キロ。

測らなかっただけで酷い時は3桁を超えてたのかもしれません。

実家を離れて管理された食事。
お医者さんもいる。
私は再び健康的に痩せようと決意しました。

だされた米の半分を残す。
徐々に体重は減っていきましたが、結果が出るともっともっととなりますよね。
結局また拒食に陥り、1年後の健康診断では56キロになっていました。
40キロを健康診断の前の時点、8ヶ月くらいで落としたのです。

結局実家に帰る少し前くらいまではまともに食べることができませんでした。
そして実家に帰ってきてからというものタガが外れたように大量に爆食。

途中からは再び過食嘔吐。
けれどまたリバウンドは絶対にしたくない。

食べ物のことしか考えられず、言葉にするのは常に食べ物のこと。
食べたい、何食べようか。
でも太りたくないから食べないほうがいいかな。

起きてる間、ずっとその葛藤です。
他のことなんて考える余裕はありません。

もうその時は死にたいとは思わないようになっていましたが、生きるのがしんどい。

あまり覚えてなくて申し訳ないのですが、そこから過食はおさまりました。
けれどそんなに食べてないのに太りたくないから無理矢理吐く、というループに陥りました。

どうしたらうまく吐けるのか。
色々工夫しましたよね。
そして吐くつもりで食べたのに吐けないと病みました。
うまく吐ける時期と吐けなくなる時期があるのです。

SNSの摂食障害のグループに入ったりもしました。

このままではいけない。
どうにかしなければならない。

そうして、私は摂食障害と向き合うことにしたのです。
そのきっかけは夜間低血糖(?)です。
まともに栄養をとらないせいか寝てるときの寝汗がやばい。
体調が悪くなりました。

今までどんなに過食嘔吐を繰り返してもなかった症状に私は戸惑いました。
もう31。
若くない。健康なんて考えもせずに暴飲暴食を繰り返してきて、どうなってもいいと自暴自棄になっていたのですが、突然健康のことを気にし出したのがきっかけです。


そこから何故過食嘔吐になるのか。
きっかけ(引き金)はなんなのか。

依存症についてはある程度勉強していたおかげで向き合うための知識はありました。

私の場合、引き金の一つにお酒があったのです。
アルコールを飲むとお腹が張る。
そんなに食べていないのに、そのお腹の張りで罪悪感に苛まれて吐いていました。

まぁクリスマスに飲みすぎたせいもあって、今年に入ってからお酒をやめようと決意。

最初は素面でいるのが慣れなくて大変でしたが、私がお酒を飲みたくなるのは「空腹時」
食べてしまえば飲みたいと思わなくなるのを知ってました。

もう習慣というか癖というか。
空腹になるとご飯よりお酒が飲みたい。

それをグッと我慢してご飯を食べる。

摂食障害はちゃんと食べたら治る。
そんなこと言われても出来ないものは出来ない!!!
いまだに3食はほとんど食べません。

でもお酒を飲まないようにしてご飯を食べることに違和感は感じなくなりました。
というかお酒の存在を忘れてたくらいです。

最初はどうしても飲みたくて我慢できなくて、飲んで吐いてしまうこともありました。
でもその失敗で落ち込んで思考を止めるのではなく、そこから自分のことを観察、分析を繰り返しました。

もし飲むとしたら自分の適量はどれくらいなのか。
どれくらいなら吐かなくて済むのか。
同時に食や栄養についての勉強もしました。

吐いてしまっても自分を責めない。
そうしていくうちに徐々に回復していきました。

そして寛解して2ヶ月経ち、回復。

実家に帰ってきた時点で58か59キロで、今は多分62、3あると思います。

摂食障害の時に数字にとらわれすぎて、一喜一憂してしんどかったので私は体重計にのることをやめましたw

いまだに体重は怖くてはかれません。
でもいいんです。受け入れられた時に乗ろうと思っています。

回復に至った最終的な決め手なんですが。

「どうして、私は痩せたいのか?」

を考えたんです。
摂食障害に陥ることになったキッカケです。

過去を遡ると中学まではたしかに見た目に自信はなかったけど、それでもそこを理由に卑屈になったりなんてしていなかった。
なんなら根拠のない自信さえあった。
中身のほうが大切、と。
当時は青春してましたからね。

でも高校に上がり、私は自分を「女」であると意識しだした。
そこでした。

少し話は脱線しますが、私は性自認が多分女ではありません。
環境も大きかったのでしょうが、男は対抗するもので、女の子は自分よりか弱い守るべきもの、私はその中間。
そういう認識がありました。
今考えると両者にとても失礼ですがw

幼い頃から父親と戦わなければいけない環境にいたせいも大きいでしょうね。

しかし高校に上がり、人数は増えて、中学のように当然のように男とつるめなくなった。
私は女なんだ、と思った。

成人してからも「女らしくないといけない」
女らしくあるためには可愛い服を着るために痩せなければならない。
勿論太っていたからということで嫌な思いも沢山してきました。

でも1番の原因はそこです。

冷静に考えてみて、「どうして女らしくなりたいわけでもないのに、女らしくあれねばならないのか?」
そういった考えに至ったのです。

別に女らしい服装を着なくてもいい。
元々スカートは嫌いだし、なんならユニセックスの服を着ればいい
(まぁ、これはこれで私の好みではないのですが)

そこの原因を解決したのが1番のキッカケです。

そうして今、なんの意識もしなくても普通に食べすぎないくらい食べて、食べることへの執着も薄れました。
なんなら特に食べたいものがないしなんでもいいやってくらいです。

お酒のことも私はお酒が好きなわけではない、と言うことに気づけました。
素面ではいられなかったのに、今では「酔う」ということが逆に嫌いになりましたw

少し前に妹とランチバイキングにいったのですが、私の摂食障害をそばで散々みてきた妹に

「吐かないでよね?」と言われ、私は食べて吐くという発想すらもうないことに驚きました。

心理士の先生にも摂食障害とアルコール依存を自力で回復させるのは珍しいと褒められたものです。(カウンセリングなどは受けておらず話す機会があったのですが)

カウンセリングや薬物療法は合う合わないがあります。
正直、依存症のことを勉強して思いましたが認知行動療法などは内省が苦手な人向けなんだと思います。

自分で内省出来て、目の前の事実と向き合い、分析を重ねたら依存症は自力で回復させられます。

という感じで、私の過去はこんな感じです。

色々書き忘れたこともありますが、この記事は一旦このくらいにします。
長くなりましたがご覧くださりありがとうございます。

次からは私なりの摂食障害克服に対するアドバイスを、書いていきたいと思います。
残念ながら過食嘔吐中心になります。
拒食はもうなんていうか、私は結局過食に繋がったし、過食の期間の記憶は曖昧なのです。

ご興味あれば次の記事もご覧いただければ嬉しいです。

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