素人でもできる人工筋肉
4年生の理科で、人の体の仕組み(骨と筋肉の働きについて)を学びます。
自分の体の筋肉の動きを触って確かめるのが一番なんですけど、4年生ではまだ体の発達が不十分で、筋肉の動きや硬さが分かりにくいこともあります。
市販の教材…筋肉と骨の模型もありますが、ただの模型なので、筋肉の収縮と弛緩を理解しにくいんですよね。
そこで、人工筋肉を簡易的に自作すると、筋肉の動きや働き、どうやって骨を動かしているのかが理解できます。
人工筋肉なんて大仰に言っても、100均の材料でできるなんちゃって人工筋肉ですが。
100均人工筋肉の作り方
材料
筋肉のガワ(どちらかで良い)
・ミラクルロケット(とかいうおもちゃ。あんまり売ってない。)
・テーブルの脚カバー
ポイントは縦に伸縮せず、横に伸縮するような素材であることです。テーブルの脚カバーは少し指で引っ張って確かめてください。
筋肉の中身(どちらでも良い)
・風船
・水風船
空気や水で膨らませることができれば何でも。
ガワの中にチューブをつないだ風船or水風船を仕込んで、空気なり、水なりで膨らませられるようにします。
ガワの中で風船が膨らむと、ガワには横の伸縮性はあっても縦の伸縮性はないから、結果、長さとしては縮むことになる、というわけです。
空気を入れる場合は手押しポンプ、水を入れる場合は注射器型ピストンなんかがいいでしょう。どちらもたいてい理科室にあるかな。
これに100均のS字フックを取り付けます。
これまた100均の木材をできれば蝶番、面倒ならガムテープとかで曲げられるようにつないで、腕の骨の模型とします。骨と筋肉をつなぐ腱の部分には、ねじフックを取り付けて、人工筋肉のS字フックを取り付けられるようにします。これで全部完成。
子供に説明するために実演するもよし。
学習の理解を確認するために、人工筋肉と骨の模型(腱のねじフックは取り付けない)だけ渡して、どことどこに人工筋肉を取り付けたら腕を曲げられるか、という課題にするのもよいでしょう。
調べてみたら、YouTubeに作例挙げてる人けっこういましたね。作ってみるなら、参考に見てみるとよいでしょう。
簡単だから4年生の先生はぜひ作ってみてください。